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[056]
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甲状腺の病気をもった人の妊娠と出産
百渓 尚子 東京都予防医学協会・保健会館クリニック 東京

. Dr.Tajiri's comment . .
. 妊娠と甲状腺疾患の専門医として有名な百渓尚子先生が作成された患者さん向けのパンフレットを、百渓先生の許可を得て公開させていただきました。わたしも、実際の診療の場で患者さんにお渡ししています。大変、重宝しております。この場を借りて、百渓先生に感謝の意を表したいと思います。 .
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  • バセドウ病
  • 橋本病
  • 甲状腺機能低下症
はじめに
  どのような病気でしょう
  • バセドウ病
  • 橋本病
  • 甲状腺機能低下症
  • 訂正しなければならない情報
  正しい知識を身につけましょう
  • 流産・早産について
  • 不妊について
  子どもへの影響
  • 奇形について
  • 甲状腺について
  • 知能について
  • 母乳と子ども
  • 遺伝について
  病気の経過
  • 妊娠中
  • 出産後
  著者プロフィール

はじめに ↑このページのトップへ
甲状腺の病気をもった人達の妊娠・出産に関しては、はっきりしない点が多かったこともあって、今から見るとまちがっていた情報が少なくありませんでした。近年、免疫学やホルモンの測定法の進歩に加え、経験も積み重ねられて、こうした情報はだんだん訂正されてきました。その結果、妊婦さんを適切に治療することは生まれてくるお子さんにとっても好ましいことで、正常な発育を妨げるようなことはないことが明らかになりました。また、薬というと、一様に胎児に悪影響があると考えられがちですが、甲状腺の病気に使われる薬の場合は、患者さん達が安心して健康な子供を持つことを可能にしているのです。中絶したり子供をあきらめたりする必要は、ありません。この小冊子では、妊娠・出産するに当たって普段と違う配慮が必要になることのある甲状腺疾患、すなわちバセドウ病、橋本病、甲状腺機能低下症について、どのような疾患かを説明し、次に妊娠・出産に関するこれまでの誤った情報をお示しして、2000年現在の最も進んだ考え方と対処法をお示ししたいと思います。安心してお子さんを産むために、お役に立てれば幸いです。

どのような病気でしょう ↑このページのトップへ
甲状腺は、からだの新陳代謝をうながす「甲状腺ホルモン」を作っている臓器です。甲状腺がほどよい量の甲状腺ホルモンを作り続けているのは、脳にある下垂体からでてくる甲状腺を刺激するホルモン(サイロトロピン=TSH)が甲状腺を適度に刺激しているからです。
バセドウ病
バセドウ病は、甲状腺を必要以上に刺激してしまう異常な物質(TSHレセプター抗体=TRAb)がからだのどこかで作られて、甲状腺ホルモンが過剰に産生されて、血液中の濃度が高くなる病気です。甲状腺の働きが高まっているので、甲状腺機能亢進症ともいいます。
甲状腺ホルモンが多すぎると、からだにさまざまな影響がでてきます。甲状腺ホルモンの産生を正常にする治療としては、薬と放射性ヨード(アイソトープ)治療、手術の3種類があり、それぞれの患者さんにあった方法が選ばれます。
患者さんによっては、甲状腺の異常とは別に、目が出たりまぶたがはれたりすることもあります。
橋本病
橋本病<田尻による注釈:慢性甲状腺炎ともいいます>は、甲状腺に慢性の炎症がおきている疾患です。この病気は甲状腺疾患の中で最も多いといわれており、詳しく調べると、女性の10〜20人に1人は橋本病であることがわかります。
しかし治療の必要があるのは、炎症が進んで甲状腺ホルモンが十分作られなくなった(甲状腺機能低下症)患者さんだけです。多くの患者さんは身体的にはなんら障害を来さないので、気づかれずに生活しています。病院を訪れる人は、橋本病をもった人の一部にすぎません。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの産生が不足した状態を甲状腺機能低下症といいます。この原因になる病気にはいくつかあり、橋本病がその一つです。この他には、バセドウ病の手術やアイソトープ治療、あるいは甲状腺腫瘍の手術などで起こるものがあります。また、まれですが生まれつきのものもあります。これはクレチン症ともいいます。
甲状腺機能低下症は自然に治る人もいます。治らない人でも、不足分の甲状腺ホルモンを服用しさえすればよいので、治療は簡単です。毎日決まった量を飲みさえすれば、甲状腺に異常がないのと同じ状態になります。
訂正しなければならない情報
甲状腺の病気をもった人の妊娠と出産ついて、下のような情報に出会ったことはありませんか。
このような情報は、甲状腺の病気についてよくわかっていなかった時代に言われていたことや、医学的に根拠のない情報です。
こうした情報にまどわされず、病気についての正しい知識を身につけましょう。
  • 妊娠中は甲状腺の薬を飲んではいけない。
  • バセドウ病や橋本病は奇形の原因になる。
  • バセドウ病の薬を飲むと、知恵遅れの子供が生まれる。
  • 橋本病、あるいは甲状腺機能低下症の人から知恵遅れの子供が生まれる。
  • 甲状腺機能低下症の人の子供は、だれでも先天性の甲状腺機能低下症の可能性がある。
  • バセドウ病の妊婦さんにヨードを使ってはいけない。
  • 甲状腺の薬を飲んでいるあいだは、母乳は与えられない。
  • 妊娠するとバセドウ病が悪くなる。
  • バセドウ病の人はだれでも、出産の時に急に病状が悪化する危険がある。
  • 妊娠・出産によってバセドウ病は治りにくくなる。
  • バセドウ病や橋本病にかかっていると妊娠しにくい。

正しい知識を身につけましょう ↑このページのトップへ
流産・早産について
健康な女性でも、10人に1人くらいは流産します。流産を月経と思って知らずにすぎてしまう場合もかなりあります。そうような場合は異常児の妊娠が多く、流産は一つの自然淘汰だと考えられます。ですから、甲状腺の病気の人が流産しても、病気のためとはいえません。ただし、必要な治療を受けずにいると、一般の人より流産する率が高くなります。
そこで甲状腺ホルモンの異常による流産を避けるために、血液検査で甲状腺ホルモン濃度が正常になったことを確かめてから妊娠することをお勧めします。
また、妊娠した場合は自己判断しないで早めに検査を受け、甲状腺ホルモンに異常がないかどうか確認し、異常があれば治療を受けて下さい。
不妊について
バセドウ病の人は妊娠しにくい、と考えられていた時代もありました。これは不妊で婦人科を訪れる人の中に、たまたまバセドウ病にかかっている人がいるからです。一般の女性の中にも妊娠しにくい人がいるのですから、不妊をバセドウ病のせいにすることはできません。ただし、甲状腺機能が亢進したまま(血液中の甲状腺ホルモンが過剰な状態のまま)ですと、人によっては月経の間隔が延びたり、量が減ったり、あるいは途切れたりすることがあります。一方、甲状腺ホルモンが不足していると、妊娠しにくくなることがあります。また月経の間隔が短くなったり、量が多かったりすることもあります。そうした場合は、不足分の甲状腺ホルモンを補えば解決するはずです。それでも続く場合は、何か別のことが原因です。橋本病だから妊娠しにくいということはありません。
なお、妊娠しやすいかどうかには個人差があり、甲状腺ホルモンが著しく不足していても妊娠する人もあります。

子供への影響 ↑このページのトップへ
奇形について
日本で一般の人からどのくらい奇形児が生まれるかといますと、外からみてすぐわかるようなものだけでも1,000人に8〜10人ほどの割合です。目立たないようにして手術して治してあることもあって、奇形など滅多にないと思われているのです。そう考えると、甲状腺の病気を持った人にそれと同じくらいの頻度で奇形児が生まれて当然なはずで、病気や薬のせいにしてしまうのはまちがいです。実際、バセドウ病や橋本病、甲状腺機能低下症の人が奇形児を産む割合は一般の女性と変わりなく、また、妊娠中にバセドウ病や甲状腺機能低下症の薬を服用して産んだ赤ちゃんに奇形がみられる頻度も、一般の赤ちゃんと差がありません。
甲状腺について
[バセドウ病]
バセドウ病のお母さんから生まれる子供に起こることがあるただ一つの異常は、「甲状腺機能亢進症」です。1〜2%の割合で起こります。原因は、お母さんの血液中にあるTSHレセプター抗体が、胎盤を通って胎児の甲状腺を刺激するからです。
しかし“さいわいなことに”、お母さんが飲んでいる薬も胎盤を通るので、お腹の中では自然に治療ができています。お母さんの治療が赤ちゃんの利益にもなるわけです。バセドウ病の治療薬には2種類あり、一つはチアマゾール(商品名メルカゾール)で、もう一つはプロピルサイオウラシル(商品名プロパジールまたはチウラジール)です。どちらの薬もお母さんにちょうどよい量を飲むと、赤ちゃんには少し多めなので軽い甲状腺機能低下症になりますが、一時的なもので、自然に治ります。
生まれた後は、お母さんからの薬の供給が途絶えますが、TSHレセプター抗体も次第に消えます。
ただ出産するまでこの抗体の濃度が非常に高い場合は、薬の効果がなくなった後も抗体が残っていて、赤ちゃんが甲状腺機能亢進症にかかることがあります。
遺伝とは違い、自然に治りますが、少しのあいだ治療が必要です。
その時には、小児科の先生の力をお借りすることになります。なお手術やアイソトープ治療でバセドウ病を治してある人でも、まれにTSHレセプター抗体が血液中に高い濃度で残っていることがあります。妊娠中に濃度が下がることも期待できますが、下がらない場合は、お腹の中の赤ちゃんの治療が必要になることがあります。そこで、妊娠中に一度はこの抗体の検査をすることをお勧めします。

母親がヨードを含んだものを多量にとると、子供の甲状腺がはれたり、甲状腺機能低下症になると言われています。これは、バセドウ病でない妊婦さんではそうしたことが起こったという古い報告があるからです。しかし、ヨードをバセドウ病の治療薬として使うかぎり、このようなことはまず起こりません。ヨードは、前にあげた2種類の薬より作用が弱いからです。
[橋本病・甲状腺機能低下症]
例外的な場合を除けば、お母さんが甲状腺機能低下症であっても、そのために子供も甲状腺機能低下症で生まれるということはありません。
例外的な場合というのは、「特発性粘液水腫」の一部の患者さんです。
特発性粘液水腫というのは、普通の橋本病とちがって、甲状腺のはれが目立たないのに著しい甲状腺機能低下症が起きている疾患です。甲状腺ホルモンを飲めば健康な人と同じように妊娠・出産できますが、血液の中に、甲状腺機能を低下させる物質(甲状腺刺激阻害抗体)で胎盤を通るものを持っている患者さんがあり、この抗体の濃度が極めて高いと、お腹の赤ちゃんが甲状腺機能低下症になります。
甲状腺ホルモンは胎盤をごくわずかしか通らないので、お母さんが飲んでいてもお腹の赤ちゃんは甲状腺ホルモンの不足状態になります。そして生後、早めに治療を始めないと、あとで述べるように知能に影響が出ます。
お母さんの血液を調べれば、甲状腺機能低下症にかかって生まれるかどうかはっきりわかります。またどこの産婦人科でも、生まれて数日のうちに検査をしますので、手遅れになることはありません。なお、甲状腺機能低下症の原因となっている物質は、いずれ自然に消えますので、甲状腺機能低下症は生まれて半年もすると自然に治ってしまいます。それまで治療すれば、知能に影響はありません。
知能について
昔、また甲状腺ホルモンの測定が正確にできなかった頃、バセドウ病の薬を誤って過剰に飲んでしまって、子供が甲状腺機能低下症で生まれることがありました。当時は、甲状腺機能低下症で生まれた子供は必ず知能低下を起こすと考えられていたために、「バセドウ病の薬を飲むと知恵遅れの子供が生まれる」と伝えられる結果になりました。今ではこのような治療上の誤りは少なくなりましたし、また、たとえバセドウ病の薬によって甲状腺機能低下症いなっても、生後自然に回復します。これが原因で知能低下になったという報告はありません。
前項で述べたように、特発性粘液水腫のお母さんから甲状腺機能低下症の子供が生まれることがあり、これはいずれ治るものですが、生まれて数か月は甲状腺ホルモンが脳の発達に欠かせない時期ですから、治るまではどうしても治療が必要です。
この他に、数千人に1人ですが、お母さんの病気と関係なく生まれつき甲状腺がなかったり、甲状腺ホルモンの合成がうまくいかなかったりして、甲状腺機能低下症になっている子供(クレチン症)がいます。この場合は治療はやめられません。先に述べたように、現在日本では出産して入院している間に赤ちゃんの検査をし、クレチン症とわかったら早期に甲状腺ホルモンを飲み始めますので、飲み方がいい加減にならないかぎり、知能に問題を残す子供はありません。なお、バセドウ病や橋本病の母親がクレチン症の子供を生みやすいということはありません。
母乳と子供
バセドウ病の薬のうち、チウラジールとプロパジールは、たくんさん飲んでいるときでも授乳は安全です。メルカゾールは母乳にでてくる量がこれれより多いので、赤ちゃんの甲状腺が影響を受ける可能性もあります。そこで、授乳を希望される場合は、チウラジールかプロパジールにしておく方が便利です。メルカゾールは効き目がとてもよいので、この薬で治療する場合もありますから、ミルクも飲める赤ちゃんに育てておいた方が安心です。またメルカゾールを飲んでいても、服用量や授乳する時間によっては、問題なく授乳することができます。
甲状腺機能低下症の治療薬である甲状腺ホルモン(一般名:サイロシキン、商品名:チラーヂンS)は、甲状腺で作られているホルモンと同じです。服用しながら授乳していけないはずがありません。
遺伝について
バセドウ病や橋本病の体質は、遺伝することがあります。病気になる前に生んだ子供も、病気になってから生んだ子供も病気のなりやすさに違いはありません。どういう子供に遺伝しやすいかは、今のところ調べる方法がありませんが、小さい子供ほど発病することは少なく、小学生になるまでに発病することは極めてまれです。

病気の経過 ↑このページのトップへ
妊娠中
[バセドウ病]
妊娠初期: 妊娠すると、胎盤から「性腺刺激ホルモン」が分泌されますが、これには弱い甲状腺刺激作用があるために、甲状腺ホルモンの分泌が高まることがあり、ときにはまるでバセドウ病が悪くなったときのようになります。しかし、性腺刺激ホルモンの分泌は、妊娠初期が最も盛んで、その後は減ります。
そのためこのような悪化は、妊娠が進めば自然に治ります。以前、妊娠初期に甲状腺ホルモンが上がるとすべてバセドウ病の悪化だと考えていましたが、これはまちがいでした。
 
妊娠中期以降: バセドウ病は、妊娠が進むと軽くなることが多く、普段より早く薬を中止できることも少なくありません。
しかし著しく悪い状態のままですと、出産の時に「甲状腺クリーゼ(急に症状が変わって、治療が、難しくなる状態)」が起こることがあります。ただしこれは、よほどひどい場合です。症状が落ち着いていれば、急に悪くなるような心配は全くありません。甲状腺ホルモンに多少の異常があるぐらいでは、起こるものではありません。
[橋本病・甲状腺機能低下症]
妊娠初期: 妊娠すると、甲状腺ホルモンの必要量が増加するために、甲状腺機能低下症で治療を受けている方は、服用する甲状腺ホルモンの量を多少増やす方が好ましい場合があります。わずかな変化ですから、妊娠の経過や赤ちゃんに影響するとは少ないのですが、妊娠中は十分な量を服用するように心掛けた方がよいでしょう。
 
妊娠中期以降: 甲状腺機能低下症の人は、薬の量を減らしたり止めたりして、妊娠中に機能低下状態になることは好ましくありません。
 
なお、甲状腺の働きに異常のない橋本病は、妊娠中に問題の起こることはまずありません。
出産後
[バセドウ病]
産後、ことに半年までは、それまでより悪くなったり再発したりすることがよくあります。
以前は、産後に甲状腺ホルモン濃度が高くなるとすべてバセドウ病の再発だと思われていましたが、バセドウ病とはまったくちがって、短期間に自然に治ってしまうものがあることがわかりました。バセドウ病の再発ですと甲状腺が過剰なホルモンを作っているのですが、自然に治ってしまうものは、甲状腺に炎症が起こって、蓄えていたホルモンが流れ出すことが原因です。痛みがないので、これを「無痛性甲状腺炎」と呼んでいます。
症状はバセドウ病と同じですが、甲状腺ホルモンの流出を止める薬は今のところなく、自然に治るのを待ちます。バセドウ病の薬は役に立ちません。
バセドウ病の再発あるいは悪化であっても、産後に起こったものであえば、治りやすいことが多く、産後1年ほどするとたいていは妊娠前の状態に近くなります。
[橋本病・甲状腺機能低下症]
橋本病以外の原因で起きている甲状腺機能低下症の場合は、産後の変化はありませんが、橋本病ではしばしば血液中のホルモン濃度が変化します。よくあるのは、バセドウ病のところでも述べたものと同じ「無痛性甲状腺炎」です。これは橋本病の炎症が一時強くなって起こるもので、これと同じものは産後と関係ない時期にも起こりますが、産後はことによく起こります。まず甲状腺ホルモンの濃度が高くなって、バセドウ病と同様の症状(動悸、手の震え、多汗など)がでるので、今でもよくバセドウ病とまちがわれます。起こる時期は産後2〜4か月の間が多く、甲状腺のはれが増大します。そうした後は甲状腺にホルモンの蓄えがなくなるので、逆に甲状腺ホルモンが不足することがよくあります。このときも甲状腺のはれがひどくなります。しかし、これも通常はせいぜい数か月で回復します。ただしひどい場合は甲状腺機能低下症の症状が出ますので、そのときはしばらく甲状腺ホルモンを服用した方がよいでしょう。
 

ここに書かれていることは、2000年9月までの根拠のある情報に基づいています。これらと違った情報に出会ったら、ぜひ下記連絡先におたずねください。
(財)東京都予防医学協会・保健会館クリニック
電話 :03-3269-1151 〜1152
FAX :03-3269-5960

著者プロフィール ↑このページのトップへ
百渓尚子(ももたになおこ)先生
慶應義塾大学医学部卒業
日本内分泌学会評議員
日本甲状腺学会評議員
主な臨床研究テーマ:妊娠合併甲状腺疾患の診断と治療
最近の主な邦文論文
  • 「妊娠・出産の絡むバセドウ病患者の至適治療法」 日本医事新報 3951: 37-42, 2000
  • 「母体疾患と母乳哺育ー甲状腺疾患」 産科と婦人科 66: 1278-1286, 1999
  • 「母体の甲状腺疾患と新生児管理」 小児内科 30: 891-899, 1998

. Dr.Tajiri's comment . .
. 将来妊娠を控えている患者さん、現在妊娠している患者さん、またはそのような患者さんの家族にとって、分かりやすく解説されています。

以下は妊娠と甲状腺疾患についてのページです。参考にされてください。
妊娠中の甲状腺の問題
甲状腺疾患と妊娠<第1部>
甲状腺疾患と妊娠<第2部>
妊娠中および産後の甲状腺の問題
妊娠中と産後の甲状腺の病気
妊娠中の甲状腺機能低下症とそれが赤ちゃんの知的発達に影響する可能性
妊娠中の甲状腺機能低下症および甲状腺機能亢進症の管理とスクリーニング
妊娠に合併したバセドウ病:母体の病状または治療に関連した胎児の奇形と甲状腺機能異常<総説>
妊娠中の母親の甲状腺ホルモン欠乏とその小児における神経心理学的発達
妊娠初期の母親の甲状腺機能低下症と児の知的発達について
甲状腺の病気と妊娠
妊娠中および授乳中の抗甲状腺薬使用について<論評>

すみれ病院のHPでも妊娠とバセドウ病について分かりやすく解説されています。
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