- ●アイソトープ
- 放射性同位元素。弱い放射能を出して検査や治療に使われる。
- ●亜急性甲状腺炎
- 甲状腺の痛くなる病気。原因はウイルスと考えられている。
- ●悪性リンパ腫
- 甲状腺の悪性疾患。慢性甲状腺炎から起る。
- ●外眼筋
- 眼を動かす筋肉。主に左右それぞれ4本づつある。バセドウ病で腫れる。
- ●顆粒球
- 白血球の1つでバイキンを殺す働きがある。好中球ともいう。
- ●カルシトニン
- 傍甲状腺細胞から出されるホルモン。髄様がんで高くなる。
- ●眼窩
- 眼球を入れる入れ物。周りを骨で取り囲まれている。
- ●眼球突出症
- バセドウ病で目玉の飛び出ること。
- ●眼球突出測定計
- どれくらい目玉が飛び出ているかをみる簡単な機械。ヘルテル眼球突出度測定計ともいう。
- ●眼瞼下垂
- 目蓋の垂れ下がること。バセドウ病で希にみられる。重症筋無力症による。
- ●気管
- 空気の通る管。甲状腺は気管を取り囲むようにある。
- ●急性甲状腺炎
- 甲状腺の化膿性疾患。甲状腺の病気で唯一原因の分かっている病気。
- ●峡部
- 左右の甲状腺を結ぶ部位。
- ●クレチン
- 生まれつきの甲状腺機能低下症。
- ●減圧手術
- バセドウ病眼症で眼窩内の筋肉や脂肪を取り除く手術。
- ●抗甲状腺剤
- バセドウ病の治療薬。
- ●甲状舌管
- 胎生期にある舌と甲状腺を結ぶ管。甲状腺は舌に位置から甲状腺の位置までこの管の中を降ってくる。この管は生まれてからは消失する。
- ●甲状腺がん
- 甲状腺の悪性腫瘍。乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんなど。
- ●甲状腺機能亢進症
- 甲状腺の働きが増した状態。代表的なものにバセドウ病がある。
- ●甲状腺機能低下症
- 甲状腺の働きの落ちた状態。成人の場合は、原因としては、慢性甲状腺炎が多い。
- ●甲状腺クリーゼ
- バセドウ病の最も重症型。
- ●甲状腺結節
- 甲状腺にできたシコリ。悪性と良性がある。
- ●甲状腺刺激抗体
- バセドウ病の原因物質。TSH受容体に対する抗体。
- ●甲状腺刺激ホルモン
- 脳下垂体から出る甲状腺を刺激するホルモン。TSHという。
- ●甲状腺腫
- 甲状腺の腫れた状態。全体の腫れるびまん性甲状腺腫と一部にシコリのできる結節性甲状腺腫がある。
- ●甲状腺中毒症
- 甲状腺ホルモンの高い状態。甲状腺で甲状腺ホルモンが作られているかどうかは問題ではない。甲状腺から甲状腺ホルモンが漏れ出ていることもある。甲状腺機能亢進症では甲状腺で甲状腺ホルモンを作っている。
- ●甲状腺摘除術
- 甲状腺を切り取る手術のこと。
- ●抗体
- 細菌などの自分以外の外敵に対してできる蛋白。
- ●好中球
- 前出の顆粒球のこと。
- ●骨粗鬆症
- 骨の弱る病気。バセドウ病では骨が弱りやすい。
- ●コレステロール
- 血液の脂肪。甲状腺機能低下症で高くなり、甲状腺機能亢進症で低くなる。
- ●サイロキシン
- 甲状腺ホルモンの1つ。T4という。
- ●サイログロブリン
- 甲状腺内にある蛋白。
- ●サイログロブリン抗体
- サイログロブリンに対する抗体。サイログロブリンは自分の体にある蛋白なので、普通の人では抗体は出来ない。慢性甲状腺炎やバセドウ病ではこの抗体が出来る。
- ●産後甲状腺機能異常
- お産後の甲状腺機能異常。バセドウ病や慢性甲状腺炎でみられる。多くは、一過性で治療の必要なし。
- ●自己免疫疾患
- 抗体は自分の体の蛋白に対しては出来ない。しかし、自分の体の蛋白に対して抗体が出来ることがある。これを自己免疫といい、その病気を自己免疫疾患という。
- ●腫瘍
- できもの。悪性と良性がある。
- ●尋常性白斑
- 白なまず。甲状腺疾患にときどきみられる。
- ●髄様がん
- 傍甲状腺細胞から出てくる悪性腫瘍。カルシトニンを作る。
- ●生検
- 体の一部から生きた組織や細胞を採取する検査。
- ●前脛骨粘液水腫
- バセドウ病のとき見られる。向こう脛がみかんの皮のようになって腫れる状態。
- ●多結節性甲状腺腫
- 甲状腺に2個以上のシコリのある状態。腺腫様甲状腺腫のことが多い。
- ●超音波検査
- 超音波の反射を利用した検査。
- ●テタニー
- 筋肉の痙攣すること。バセドウ病術後にみられることある。
- ●転移
- がん細胞が遠くに飛ぶこと。甲状腺がんは肺と骨に転移することが多い。
- ●トリヨードサイロニン
- 甲状腺ホルモンの1つ。T3という。
- ●粘液水腫
- 甲状腺機能低下症の重症型。
- ●脳下垂体
- 眼の奥にある脳の一部。内分泌臓器の指揮者のようなところ。
- ●嚢腫
- 水の溜まった袋。
- ●橋本病
- 別名、慢性甲状腺炎。九州大学の橋本先生のみつけた病気。
- ●バセドウ病
- ドイツの医師バセドウが見つけたので、この名前がついた。代表的な甲状腺機能亢進症。
- ●反回神経
- 甲状腺の後ろを通る声帯を動かす神経。左右に1本ずつあり。これが傷つくと声がかすれる。
- ●びまん性甲状腺腫
- 甲状腺が全体的に腫れた状態。
- ●副甲状腺
- 甲状腺の周りに左右2個ずつ、計4個あり。カルシウムを上げる作用のある副甲状腺ホルモンを出す。
- ●複視
- ものが2重にみえること。バセドウ眼症のとき外眼筋が腫れると起る。
- ●複視検査
- 複視の検査。ヘス氏チャートともいう。
- ●副腎皮質ホルモン
- 腎臓の上にある副腎から出るホルモン。合成副腎皮質ホルモンは炎症を抑える強力な薬。バセドウ眼症や亜急性甲状腺炎で使われる。
- ●プランマー病
- 甲状腺のシコリが甲状腺ホルモンを過剰に作る病気。
- ●フリーT3
- 遊離T3。実際に作用する甲状腺ホルモンの1つ。フリーT4遊離T4。実際に作用する甲状腺ホルモンの1つ。
- ●ベータ遮断剤
- 脈をゆっくりする薬。
- ●放射性ヨード
- 放射能を帯びたヨード。検査や治療に使われる。
- ●ホルモン
- 内分泌臓器から血液中に放出されるもの。代表的な内分泌臓器は甲状腺、脳下垂体、卵巣、精巣、膵臓。卵巣から出るのが女性ホルモン、精巣から出るのが男性ホルモン。
- ●ホルモン補充療法
- 不足したホルモンを補う治療。
- ●マイクロゾーム抗体
- 甲状腺内のマイクロゾーム分画に対する抗体。
- ●慢性甲状腺炎
- 甲状腺の病気で2番目に多い。別名、橋本病。
- ●無顆粒球症
- 顆粒球のなくなる病気。抗甲状腺剤の一番恐ろしい副作用。
- ●無痛性甲状腺炎
- 慢性甲状腺炎でみられる一過性の甲状腺機能異常。産後と産後以外があり。
- ●メルカゾール
- 抗甲状腺剤の1つ。
- ●ヨード
- 特に、海草に多く含まれる。甲状腺ホルモンの原料であるが、取りすぎると甲状腺の働きが落ちたり、甲状腺の腫れる場合あり。
- ●リンパ球
- 白血球の一種。ウイルスを殺す作用あり。
- ●CTスキャン
- 放射線を利用する検査。コンピューターで解析する。
- ●MRI
- 型磁石を使う検査。眼の奥の筋肉をみるのに有用。
- ●PTU
- プロピールチオウラシル。抗甲状腺剤の1つ。
- ●TSH刺激ホルモン
- 脳の視床下部から出る甲状腺刺激ホルモンを刺激するホルモン。TRHという。