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図2
【図2】TSH注射後と甲状腺ホルモン剤中止後の甲状腺癌患者の放射性ヨードスキャン
パネルA パネルB
パネルA パネルB
パネルC パネルD
パネルC パネルD
パネルA,B,C,Dは一対の全身スキャンを示す。パネルA(前から見た像)とパネルB(後ろから見た像)はTSH注射後に撮影した甲状腺癌転移例を示している。パネルC(前から見た像)とパネルD(後ろから見た像)は甲状腺ホルモン剤中止後の同一患者の放射性ヨードスキャンを示している。どちらのスキャンも右肺上部に放射性ヨードの異常集積を認める。鼻腔咽頭への生理的な放射性ヨードの取り込みはパネルA、C、E、F、G、Hの前から見た像でみられる(注釈:これは正常者でみられるので、異常ではない)。パネルEとFは頭部、頸部、上胸部の一対のスキャンである。TSH注射後に撮られた放射性ヨードスキャン(パネルE)では残存甲状腺組織のみに取り込みがみられるだけだが、甲状腺ホルモン剤中止後に撮られた放射性ヨードスキャン(パネルF)では別に2ヶ所の右残存甲状腺組織に取り込みがみられ、右頸部にも異常集積がみられた。パネルGとHは別の甲状腺癌患者の頭部、頸部、上胸部の一対のスキャンである。TSH注射後に撮られた放射性ヨードスキャン(パネルG)では、頸部に3ヶ所の異常集積がみられたが、甲状腺ホルモン剤中止後に撮られた放射性ヨードスキャン(パネルH)では異常集積はみられなかった。2-4mCiの放射性ヨード(131-I)を服用して48時間後にすべての撮影を行った。
パネルE パネルF
パネルE パネルF
パネルG パネルH
パネルG パネルH
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