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表2
【表2】治療開始時、経過観察時、眼症悪化時における3群間での甲状腺機能a
特 徴 患者数[単位:人(%)]
放射性ヨード治療群
(150名)
放射性ヨード治療・プレドニゾン併用療法群
(145名)
メルカゾール治療群
(148名)
総 数 悪 化 総 数 悪 化 総 数 悪 化
治療開始時 甲状腺機能亢進症 21(14) - 14(10) - 22(15) -
甲状腺機能正常 128(85) - 130(90) - 125(84) -
甲状腺機能低下症 1(1) - 1(1) - 1(1) -
1〜3ヶ月後 甲状腺機能亢進症 12(8) 1(8) 10(7) 0 9(6) 0
甲状腺機能正常 115(77) 13(11) 109(75) 0 132(89) 1(1)
甲状腺機能低下症 23(15) 2(9) 26(18) 0 7(5) 0
4〜6ヶ月後 甲状腺機能亢進症 5(3) 0 3(2) 0 2(1) 0
甲状腺機能正常 117(78) 6(5) 109(75) 0 144(97) 2(1)
甲状腺機能低下症 28(19) 1(4) 33(23) 0 2(1) 0
7〜9ヶ月後 甲状腺機能亢進症 2(1) 0 2(1) 0 1(1) 0
甲状腺機能正常 126(84) 0 123(85) 0 143(97) 1(1)
甲状腺機能低下症 22(15) 0 20(14) 0 4(3) 0
10〜12ヶ月後 甲状腺機能亢進症 2(1) 0 2(1) 0 1(1) 0
甲状腺機能正常 128(85) 0 125(86) 0 145(98) 0
甲状腺機能低下症 20(13) 0 18(12) 0 2(1) 0
a 眼症の悪化は、治療開始時に眼症がなかった患者では眼症の発症を、治療開始時に眼症があった患者では眼症のさらなる悪化と定義した。甲状腺機能亢進症はFT4またはFT3の高値とTSHの感度以下と定義した。甲状腺機能低下症はFT4低値とTSH高値と定義した。放射性ヨード治療群と放射性ヨード治療−プレドニゾン併用療法群の患者で、甲状腺機能が高い場合にはメルカゾールを、甲状腺機能が低い場合には甲状腺ホルモン剤を投与した。各時期で甲状腺機能が正常であった患者の中には前述のように治療していた患者を含む。
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