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国際甲状腺連盟(TFI)ニュースレター【ThyroWorld】の抜粋<2>

07:Robert Volpe博士:センセイ

Robert Volpe博士はTFIの医療顧問ですが、日本内分泌学会との名誉ある専門家としてのつながりを持っておられます。1986年に、博士は日本内分泌学会の年次総会講演者として招かれ、金メダルを授与されました。数年後、博士は若い日本人内分泌病専門医のトレーニングや博士のいまだに高い名声に対し、日本内分泌学会の名誉会員の地位を与えられました。1992年に、著名な日本人内分泌専門医である橋本策博士を記念するシンポジウムで橋本博士記念講演を行うため、福岡の九州大学に招かれました。

長年にわたり、Volpe博士はカナダ、トロントのウェルスリー病院研究室で多くの日本人特別研究員のトレーニングもなさいました。これら研究員が日本に戻るまでの平均滞在期間は2年間で、帰国後も内分泌専門医として働き続けております。これらの「できのよい若者達」は自分達のことを「Volpe博士の日本人息子」グループと呼んでおりました。Volpeは日本の「娘」も喜んで迎えたことだろうと思いますが、今日まで研究者の名簿に日本人女性は一人も載っておりません。

Volpe博士は、日本を訪ねた際にこれらの「息子達」から博士や博士の亡き夫人に差し伸べられた様々な好意について、熱心に誉めそやしておいでになります。彼らの大学への招待、由緒ある神社や宮城への訪問、素晴らしいディナーや晩餐会などです。あるレストランでは博士が中にいらっしゃることを知らせる鮮やかな色の大きな旗さえも飾られていたのです。

Volpe博士を通じて、TFIは日本内分泌学会とそのような個人的、専門的つながりを持てたことを、特に今年は日本で会合が開かれますので、喜ばしく思っております。
Robert Volpe博士
Robert Volpe

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