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［015］

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検査結果の解釈の仕方

まず、下記の【表】甲状腺機能検査の正常値と、あなたの甲状腺ホルモン・甲状腺刺激ホルモンの値を比較します。 このページの最後に、検査結果の解釈の仕方を紹介していますので、参考にしてください。 【表】甲状腺機能検査の正常値 甲状腺ホルモン(FT4, FT3, T4, T3)の正常値 フリーT4(FT4) [単位：ng/dl] A社 0.77〜1.93 B社 1.0〜1.8 C社 0.9〜1.8 D社 0.97〜1.79 FT4：甲状腺で作られる甲状腺ホルモンです。 フリーT3(FT3) [単位：pg/ml] A社 2.47〜4.34 B社 2.5〜4.3 C社 2.4〜4.3 FT3：甲状腺で作られる甲状腺ホルモンです。 T4 [単位：microgram/dl] A社 5〜14 B社 5.8〜12.8 C社 4.6〜12.6 D社 5.2〜12.4 E社 4.5〜12.3 F社 5〜12 G社 5.1〜11.6 T3 [単位：ng/ml] A社 0.7〜2.1 B社 0.8〜2.0 C社 0.9〜1.9 D社 0.7〜1.9 E社 0.8〜1.8 F社 0.7〜1.8 甲状腺刺激ホルモン(TSH)の正常値 TSH [単位：micro U/ml] A社 0.34〜3.5 B社 0.3〜3.5 C社 0.24〜3.7 D社 0.3〜4.0 E社 0.4〜4.7 F社 0.6〜4.9 G社 0.57〜4.0 TSH：甲状腺刺激ホルモン。脳の下垂体というところから出てくるホルモンです。 サイログロブリン(Tg)の正常値 Tg [単位：ng/ml] A社 45.0以下 B社 37.9以下 C社 30以下 D社 25以下 甲状腺自己抗体(TGHA, MCHA, Tg, TPO)の正常値 サイロイドテスト(TGHA) 100倍未満 マイクロゾームテスト(MCHA) 100倍未満 抗サイログロブリン(Tg)抗体 [単位：U/ml] A社 0.4未満 B社 0.3以下 C社 0.3未満 抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体 [単位：U/ml] A社 0.3以下 B社 0.3未満 甲状腺刺激自己抗体の正常値・TSHレセプター(受容体)抗体の正常値 TRAb(TBII) [単位：%] A社 -15.0〜15.0 B社 15以下 C社 10以下 TSAb [単位：%] A社 180以下 B社 180未満 C社 145以下 D社 145以下 甲状腺ヨード摂取率の正常値 ヨード123(123-I) [単位：%] 7〜35(24時間後) ヨード131(131-I) [単位：%] 7〜35(24時間後) テクネシウム99m(99m-Tc)摂取率の正常値 テクネシウム99m(99m-Tc) [単位：%] 0.4〜3.0(30分後) 　 『内分泌機能検査ハンドブック：山下直秀(山路徹編集・文光堂)』より抜粋 ※測定法により、少しずつ違いますが基本的には似たようなものです。

検査結果の解釈の仕方 FT4・FT3・TSHがすべて正常 　━甲状腺のはたらき正常 FT4・FT3が正常で、TSHが低い場合 　━軽い甲状腺機能亢進症(甲状腺のはたらき過ぎ) 　━バセドウ病の治療中 　━癌の再発を防ぐ治療中 　━シコリや甲状腺の腫れを小さくする治療中 　━甲状腺ホルモン剤の効き過ぎ FT4・FT3が正常で、TSHが高い場合 　━軽い甲状腺機能低下症 　━抗甲状腺剤の効き過ぎ FT4・FT3の両方もしくは一方が高く、TSHが低い場合 　━バセドウ病 　━亜急性甲状腺炎 　━無痛姓甲状腺炎 　━甲状腺ホルモン剤の効き過ぎ FT4・FT3の両方もしくは一方が低く、TSHが高い場合 　━甲状腺機能低下症 　━抗甲状腺剤の効き過ぎ

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