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[014]
[014]
甲状腺癌再発への挑戦!!Part-II
. Dr.Tajiri's comment . .
. このレポートを書いてくれたのは、ニックネーム「なお」さんです。
手術を受けたのは石川県の某国立病院です。
.
. . .
【術前】【術後】の傷口の写真です。
入院レポ1日目  
  前日に職場にかかってきた電話でいきなり「27日に入院してください」と言われ、その晩、日付が変わるまで荷作り。。。

いつものように6時に起きて、母に頼まれた用事を済ませ、午前11時過ぎに福井を出発し、午後2時に病院に到着。

入院受付けを済ませ、第●外科受付けに。お迎えは昨年、洗髪してくれたこともある看護婦さん(洗髪の腕は中くらい)。彼女は私のことをうっすらと覚えていたらしい。なんでだ?恋愛や結婚の話をしたからか?それとも何かあるのだろうか?

ちょうどその時、○医学科の看護婦さんと遭遇。手術することにしたと告げると励ましの言葉を頂く。「遊びにおいで」と言われたので行かせて頂くことにしよう(笑)。

病室は2階の第●外科の病棟には同様だけれど、前回は3病棟、今回は2病棟。
6人部屋だけれど、ベッドが真ん中。。。窓際が良かったのに(涙)。
今回もまた、部屋の平均年令を下げていた。

ベッドに案内されて、しばらく放っておかれる。どうやら、看護婦さんの交替時間に重なってしまったのか?
テレビもなく(カード式)着替えもなく、ただ、ぼーっと待つ。
余りにも暇なので来週の献立のチェックをする。

やっと病衣を持ってアナムネを聞きに来てくれたので、着替えて検温、血圧測定。今回の主治医は外来主治医と同じである。やはり、同病院で2度目の手術だからか?
その後、体重と身長を測定し、別室にてアナムネをとってもらう。去年と変わっていないので、あまりにも簡単。こんなものか?そういえば、食べられないものを聞いてくれなかったが、大丈夫だろうか?明日の朝食次第では、言わなければ。。。

現在、服用中の薬一式看護婦さんに預けると母がそろそろ帰るというので割引券をもらって駐車場へ。

テレビもなく、時間が潰せないので売店でテレビ情報誌を購入して病室に戻ると主治医がナースセンター前で手を振っている。隣には若そうな男の人が。。研修医か?「1週間も早く入院になっちゃったねえ、外泊とかしてもいいからね。あ、一緒になおさんを担当するN先生です。でも3月一杯だけどね」なんだ、じゃあ手術の時はいないのか。いいけど。

「じゃあ、エコーでリンパみましょうか?」「え?今日、今からですか?」妙に生き生きした声で言うと、「あ、うーん。ちょっと待ってねえ。。また連絡します」と肩透かし。しかし、部屋に戻るといきなり、主治医からナースコールが!
「じゃあ、今から第●外科外来でエコーしましょう」「はい」「場所、解るかな?」「大丈夫です」「じゃあ、準備してるからね」とちゃっちゃと決まったのでいそいそと外来へ。

外来で名前を告げると「じゃあ、処置室に入って」と主治医が案内してくれた。もう外来看護婦さんはいないのか?
第●外科の外来処置室に入るのはこれで2回目である。去年は胸のしこりの吸引細胞診で現在の主治医と初顔合わせだったのだ。ああ、懐かしい。あれから1年か。。などと思いながら処置台に横になり、エコーでリンパの位置を確認する。

が。。なかなか見付けにくい様子。
枕を外してぐいぐいプローブを押していく。エコーの画面が私の頭の上の位置にあるため、見ることができない。
「もしかして、今から染色するんですか?」とちょっとビクビクしながら聞いてみると「あ、あれは麻酔かけてからね。今やっても、1週間後では消えちゃってるからね」なーんだ、手術室で麻酔がかかってからするのか、ちょっと安心。
「うーん、これかなあ?ちょっと解りにくいねえ」
「消えてなくなってる、なんてことはないんですよね?」
「それはないねえ」
。。。やっぱり。

「K谷先生(○医学の主治医)に確認してもらったほうがいいかなあ?」
○医学のエコーではぐーっと押されたような感覚が強かったような?
「大きさ的にはこれみたいだねえ」
「え?他に怪しいものもあるんですか?」「それはないねえ」
ほっ。
「うーん、ここか。。。でも、リンパかな?これは」
「じゃあ、リンパでないならなんなんですか?」
触診すると、クリッと動いた。
「あー、リンパだね」
やっぱり。。

「一度、K谷先生に確認してもらうね、生検したのはK谷先生だったよね?」
「いえ、M先生(助教授)です」
「あー!!そうなの!?じゃあ、確認しておくね」

ちょうど、首の横の筋肉(カタカナの難しい長い名前で忘れてしまった)の中というか下の辺りにあるらしいリンパは横1.8センチ縦の最長部分が0.6センチで少し空豆のような形をしており、静脈の近くにあるのではないのでそれほど、左手にかかる影響もないかも。。と言う話だった。傷は左側の傷の無い部分をもう少しだけ大きくして切開する予定らしい。
反回神経に関しては今回は問題ないと言われた。
他の部分にリンパは見られなかったようで問題のリンパだけ切除と言う方向でエコーは終了。

採ったリンパは病理部が判断するらしい。まだ往生際が悪いようなことを言う私に「まあ、悪いものだって分かってるからねえ」と主治医。
そう、解ってますよ、言ってみたかっただけなんですって。

エコーが終わって部屋に戻ってもまだテレビが来ていないので催促してもらうと、やっと来た。どうやら、連絡がきちんと伝わって無かったらしい。やはりカード式テレビでがっかりする。

カードを買いにいかねばと思っていたら若いほうの主治医がやってきた。
「どうでした?エコーに同行してなかったんですけど」
「この辺に、空豆みたいにあるらしいです」と指を差して言うと
「あ、じゃあちょっといいですか?」
ぐりぐりっとリンパが触れる、なんかいやな感じ。触ると大きくなるような、そんな感じがする。
「T川先生は何と?あ、じゃあ、解りました」と去っていった。彼も忙しいのだろう。

同室の方々とお喋りしていると夕飯に。
今日はチキンカツ。ご飯を残しておかずだけ食べて夕飯終了。
いつもの薬を飲む。

歯を研いてベッドでレポを書く。
足がじわじわしてるけれど、これはだるさからかな?明日にも続くようなら話してみよう。

さて、明日からなにしようかな?
おやすみなさい。
入院レポ2日目  
  やはり、いつもの起床時間に眼が覚めた。習慣というのは恐ろしい。

天気予報では今日の午後から天気が崩れて3日まで回復しそうにないので、今日、外出して髪を切りにいこうと決めた。

朝食ではやはり、昨日気にした通り、牛乳が付いていた。朝の検温時にジュースに変更してもらわねば!朝食はパン。食パンの白い部分、サラダとチーズ、果物を食べる。

朝の検温時に外出と牛乳の件を伝える。
外出は午後1時から6時迄にして、髪の毛を洗いに洗面所へ。
ささっと洗ってタオルを洗濯したらお昼になり、昼食を済ませて着替えて外出。

100円バスに乗り込み、厚生年金会館で下車。手術前日と当日、妹が宿泊するため予約を入れようとしたのだけれど、既に満室。仕方なく、香林坊まで小雨の中を歩く。バスの傘、貸してもらうんだったと思いながら100ショップでビニール傘を購入後、大和の隣にあるホテルに行き、宿泊の予約。
さて、次は今日の第一の目的、カットである。どこの店がいいのかもさっぱり解らないのでとりあえず、繁華街周辺を探索してお店を探す。なかなか「ここ!!」という店は見つからない。本屋で情報誌を見ても場所が解らない。ついでに暇つぶしの本を購入して昨日主治医が言った筋肉名も医学書で確認していると気が付けば3時を回っていた。このままでは外出時間をオーバーしてしまう!ということで「暇そうな」お店を選んで切ってもらうことにした。

丁寧なシャンプーの後、カットしてもらったが。。あまり気に入った出来ではなかった。どうせ、伸びるからいいや、と自分を納得させ、いつものカット代の倍額を払いバス乗り場に向かった。そろそろ帰らなければまずい時間である。

なのに、もう1冊本が欲しくなり、本屋に向かう。購入した本は「懸賞生活」。これで何か当てるぞー!!と意気込んでみた。(ちなみに毎回、出しているが当たったことがない。。)

帰りも100円バスに乗り、病院前で降りる。正面玄関で第○外科主治医が某清涼飲料水を飲んでいるところを発見するが、声を掛けそびれる。。やっぱり疲れているのね(涙)。

ナースセンターに一声かけて部屋に戻り、着替えてタオルを乾燥室に取りにいくともう夕食。
夕食後、看護婦さんが体温を聞きに来ると「去年もやったけど、明日から呼吸練習始まるからね」え?やったことないんですけどー??まあ、いいや。

葉書を書いてばかりいるのも疲れてきたのでメールの返事にしようとエクシーレを起動させたら若い主治医がやってきた。
「3日に手術ですから明後日、金曜日に麻酔科受診です。後、何か変わったことはないですか?」と言うので、痺れ感を伝えると「じゃあ、飲んでください」え〜、そんなあ〜!!せっかく無くなったのに〜。残念すぎる〜!まあ、明日の朝から飲むことにします。

さて、明日は何をしようかな?
入院レポ3日目  
  やはり、6時すぎに目が覚めた。
足の痺れは続いている。朝の検温の看護婦さんに伝えると「先生に聞いてみるから朝食取らずに待ってて」と言われる。

朝食が来たけれどしばらくお預け状態。しばらくするとナースコールで「食べていいって」とのお返事。
採血しなくてもいいのか?と思いながら食パンを焼きにいく。すると若いほうの主治医がいたので「気になるので採血してください」と告げる。「じゃあ、ちょっと待っててください」ということで焼いたパンを持って部屋に帰り、採血を待つ。

しばらくすると、若い主治医が採血管を2本持って登場!あれっ?看護婦さんではないのか?まあいいや。
「採血はカルシウムと副甲状腺機能ですか?」と聞くと「19日に調べてて今月2回調べてるでしょう、また調べると保険が使えないんで今回はカルシウムとリンだけ調べますね」
は〜、良心的な。自費でもいいのに。うちの職場なら調べてるね(悪)。

採血が済むと朝食を食べた。昨日お願いしたので牛乳から100%ジュースに変更になっていた。よかった〜!!
今朝から乳酸カルシウムを再開する。

今日は何もすることが無いのでシャワーをすることにする。予約をいれないといけないので13:30に名前を書いておく。

午前中はすることが無いので懸賞の葉書を書く。昨日も書いたのに書き捲る。一つでも当たればいいけどなあ。

看護婦さんが「呼吸練習をする」と言っていたが気配が無いので聞いてみると「資料を読む」だけらしい。。な〜んだ、そんなもんか。
それを聞いて安心したのか、書いた葉書を投函しにいく。一応、小銭入れも持って行く(郵便局は売店の近くにある)と来週のテレビ情報誌が発売されていたので購入して部屋に戻る。

そうこうしてると昼食になり、入浴時間になった。シャワーだけなのでさっさと済ませ、洗濯もしてしまう。夕方には乾くでしょう。

突然、ナースコールが鳴るので何事かと思うと受付に荷物が届いているという。職場の友人が送ってくれたであろうと思われるブツである。(メールで連絡済み)
荷物を開けてみると昆布類がたっぷり!!術後の粥食には欠かせません!あと、浸出液が白っぽくなると脂肪制限食になるのでその時にも必要です!!ありがとう〜!

夕食前に看護婦さんが呼吸練習の資料を持ってきてくれた。この資料は「手術前日にはお返しください」だそうだ。ちょっと年期が入った資料である。内容的には「ふ〜ん」と言う感じのことがかかれているのだけれどおそらく、術後にはみんなやってることでは?と思ってしまった。まあ、やっておいた方がいいことはやっておくことにしましょう。

明日の予定を看護婦さんが言いにきてくれるが「なおさんはないです」
あれ?明日は麻酔科受診では?また聞かなきゃ。

そうしていると夕食。友人の送ってくれた昆布を一つ開け、食べる。
今日はいつもよりは食べたような。。。

洗濯物が乾いたか確認して取り入れる。

テレビを見て過ごしていると主治医の声が。。聞こえて遠くなっていったので今夜は来ないか?と思っていたら現われた(笑)。今朝から再開した乳酸カルシウムのことでどうするか若い主治医も含めて3人で話す。

主治医「副甲状腺ホルモンの値が上がってきてるからねえ。。う〜ん。どうしようねぇ」
私「今朝の結果はどうでした?(若い主治医に)」
若い主治医「19日の結果からは上がってきています。なので明日もう一度採血して調べてみますか?
私「え?でも今朝からカルシウム飲んじゃってますよ?」
1日1gがどういう影響をあたえるのだろう?今日飲んだけれど昨日から変化はあまりないのだが。。。
主治医「じゃあ、しばらく飲んでもらって様子診ましょう」
私「じゃあ、手術が終わるまで飲んでますか?」
主治医「そうだね、そうしましょう。あ、リンパはあれでいいみたいだから、ここからこう切って上から筋肉を切って取るか、ここの奥から攻めるかのどちらかだね」
私「胸鎖乳突筋のどの辺でしたっけ?」
主治医「筋肉の奥だね」

筋肉の裏にあるらしい。筋肉を切って取り出したとしてもちゃんと筋肉も縫うしと説明をしてくれた。が、主治医の口振りでは奥から攻める方法で手術をするように伺えた。
そんなことをうだうだ(場所的に転移しやすいのかとか)聞いていたらすっかり麻酔科受診のことを聞くのを忘れていた。。。
看護婦さんに聞いてもらうよう頼んでおいたけれど、明日の朝にでも看護婦さんに聞こう。申し送りで伝わらないこともあるし。

では、おやすみなさい。
入院レポ4日目  
  昨日の夜、テレビを見て夜更かししすぎたせいか起床時間もいつもより遅かった。
まあ、それもあるけど左胸のしこりも気になっていたのもある。

朝の検温時に看護婦さんに伝える。

朝食後、しばらくすると若い主治医(NではなくS先生であった)がやってきた。
しこりのことを告げると診てくれた。「う〜ん、小さいのがあるねえ。またT川先生にエコーで診てもらいましょう」はあ。。悲しくなるなあ、なんでこんなことばっかりおこるんだろうか?

今日の予定は麻酔科受診のみである。
それもいったい何時になるのやら?

今日は病衣交換日。さっさと着替えた。

メールしたり、本を読んだり手紙を書いたりしているとナースコールが。
「麻酔科受診です。急いで麻酔科まで行ってください」
急いでって言われてもなあ。。と思いながらも小走りで問診表を持って行く。

麻酔科受付で名前を告げるとすぐに中に通された。前回のように色々聞かれ、説明を受けるが先生は花粉症なのか辛そうである。去年のように手を開いたりとかは特になく、あれ?これで終わり?というくらいあっけなかった。まあ、どうせ手術日前日に麻酔をかけてくれる先生が来るしなあ。などと思っていた。
麻酔科の先生の話では今回の手術は短時間で済みそうだとの話をしてくれた。

部屋に戻るとすぐに昼食。
食べ終えてリハビリにいきチェックを受ける。今のところ、問題はないので、3日の手術後問題があればすぐに第○外科の主治医からリハビリにオーダーを出してもらうということで部屋に戻る。
多少の愚痴やらなんやら聞いてもらってちょっと落ち着く。

部屋に戻ってメールをしていると職場の責任者がお見舞いに来てくれた。が、手術前だし特に話すこともなく、困っていたところ、看護婦さんがやって来て、「今から●医学科でT川先生が●医学科の先生たちとリンパの場所を確認するから降りてください」と言ってきた。
なんてラッキー!!と思いつつ、お礼を言って別れ、一路、●医学科へ。

受付で名前を告げると入院1日目で声をかけてくれた看護婦さんが「前で座って待ってて」というので待つ。
●医学科の主治医2が何故か出てきていたので「先生は4月からもいらっしゃるんですか?」と聞くと「ええ、僕はいますんでいつでもどうぞ」と言ってはくれるが私には●医学科ではどうにもしてもらえないんだよなあ。。それに診てもらうとしたら主治医1だわ。等と思いながら待つ。

しかし、第○外科の主治医はなかなか現われないので少々不安になる。
そこで看護婦さんに「エコーは何処で撮るの?」と聞いてみた。すると●医学科の主治医1を呼んでくれ、あの問題のリンパを見つけたエコー室に案内された。

エコーを撮りやすくするため、病衣の上着を脱いでタンクトップ1枚で横になると●医学科の主治医1がやってきた。
「T川先生が手で触れるって言ってたんだけど、どうかなあ?」
「なんか触れましたけどねえ」
「そうかあ、T川先生はプロだからかなあ」
「先生もプロじゃないですか〜、それよりも胸のしこりのほうが気になって。。」
「え!?じゃあ、あとでそれも診ましょう」
「先生も病理の結果は診られます?」
「もちろん、採った結果は診ますよ」
「あ、ならいいんです。よかった」
と言うやりとりの後、例のリンパを捜し出す。
さっぱり私が見ても解らないがやはりあるらしい。当たり前か。。。
そうしてると第○外科主治医登場!
知らないうちに●医学科の助教授まで登場し、エコーでリンパを探している。

専門用語が飛びかう中でただ、じーっと探されるまま。。。
「これですね〜」「あ〜なるほど。」
「ここだと2いや3番ですか?」「それはエエエエエエエエエでしょうねえ。」
「じゃあ、これは?#######ですか?」「そうだと思います〜が%%%%%%ですし」

結局、入院初日に第○外科主治医が見つけたリンパではなく、鎖骨裏にある分かりにくいリンパであると判明。
●医学科主治医1から第○外科主治医に交替してエコーで再度確認される。

「じゃあ、空豆のあれは何だったんでしょう?」という質問に「う〜ん、筋肉かなあ?」

助教授の「違うリンパを手術してもねえ」という言葉には笑うしかなかった。。

「●医学の先生方に一緒に確認してもらってよかったです!!」と第○外科主治医。いや、本当ですわ。
場所を確認してからリンパの周囲環境を診ていたように思う。血管が通っているとかなんとか、サーモグラフィのような機能までついているエコー。凄いわ!!

やはり手術としてはリンパを染色してするのだけれどその染色を第○外科主治医は助教授にお願いしていた。OKがでて、染色は助教授となったが、何で染色するかが問題となったようで、始めに話のあったピオクタニンは却下され、なんと薄い放射線溶液を生検後、確認して注入するらしい。
なんて凄いことをするのかしら!?さすが大学!!等と思っていたらエコーは終了した。

ついでに胸のしこりも診てもらったが、エコー上にも映らず、第○外科主治医も
「ここは乳腺と関係ないからねえ、筋肉とか脂肪だということが多いよ?何もないけどねえ」
「でも、S先生は触れるっていってましたよ〜?」
「S〜(ぶつぶつ言ってる)何もないけど心配なら入院中にマンモグラフィーで写真撮ろう!!」
ああ、一安心。
「じゃあ、傷はどうなりますか?昨日の話より大きくなりますねえ?」
「う〜ん、上を少し切って、下もちょっと切るかなあ?」
「あ〜、傷はいいです。ちゃんととれるなら」
などと言っていたら第○外科主治医は知らないうちに消えていった。

上着を着ながら、●医学科主治医1としばし話す。染色に使う放射線はライトを当てると光るのだそうだ。アイソトープでは光らないのだが大丈夫なのか?とも思うがそこはプロ、お任せしましょう。
「う〜ん、しこり、あるんだけどなあ?」
「エコー上には何も映らなかったよ?」
「はあ。。。で、3日の手術にはM助教授とN島先生と。。。」
「もちろん、僕も入るから!」
「あ!!よかった!安心しました!じゃあ、3日、よろしくお願いします!」

と言って、●医学科を後にする。
売店で第○外科主治医が何か購入されていた。私に気付いたらしく、右手を挙げてくれたので、頭を下げて病室に戻った。

何か目の前が明るくなったような気がした。(単純)

部屋に戻ってメールして、懸賞葉書を書いていると夕食。

急に好転回になったためか、前向きな気分になるが少しの不安も残る。

Mステスペシャルを見てケイゾクを途中から見て就寝。
入院レポ5日目  
 

3月も今日で終わり。
昨日から外泊し始めた人が多いらしく結構静かな朝である。

朝から今日で仕事が終わる若い医師達がそれぞれの患者さん達に挨拶に廻るが私の若い主治医は結局、現われなかった(涙)。どーせ、手術には立ち合わないし、今日入れて5日だけの受け持ちだしね〜(ヤケ)。それとも、胸のしこりの件で主治医から何か言われてへそ曲げたか?まあいいや。頑張ってくださいって言いたかったのにさ〜。最近の若いもんは〜!!と年寄りなので僻んでいた。若い主治医にしてみたらいい迷惑である。

朝の検温時に、看護婦さんに「昨日婦長さんがベット移動の話をしていた」と言うと「じゃあ、今日やっちゃおう!!」ということになった。しかも、午後からだと思っていたら10時過ぎにちゃちゃっとやってくれ、今日から日光浴が出来るようになった。しかし、去年と同じ位置。。床頭台だけ去年と位置を変えてみた。なんか、同じなのはちょっと。。。

友人から11時ごろには到着するとメールで連絡があったのでそれならシャワーを済ませようと思って浴室に行くと既に使用中であった。残念。

11時すぎに友人が到着。小説をリクエストしていたのだが、かなりの量を持ってきてくれたのでかなり歓喜する。
烏龍茶とビスケットも差し入れてくれた。
昼食が運ばれてきたので、食べながら話し捲る。退院したら旅行をしようと言う話もする。

1時ちょっと前に彼女は帰るというのでそのままシャワーをして洗濯を済ます。

その後はただ、本を読み捲り、2冊読み終えた。

来週の手術に必要な物品も用意し、月曜日におむつを1枚売店で購入すると言う話をしていると同室の方がおむつを分けてくれた。ラッキー!

夕食は程々に食べまた本を読んで今日は3冊、完読!!

では、おやすみなさい。

入院レポ6日目  
  今日は4月1日。エイプリルフールである。入院生活の私にはどうでもいい話である。
福井では朝方、雪が降ったらしいが、金沢は曇り空、午後からは晴れ間が見えるらしい。

日曜の朝食でパン食を選択すると食パンではなく、菓子パン詰め合せ(と言ってもレーズン入りバターロール、ミニメロンパン、チョコツイストの詰め合せ)である。
去年からこれを「日曜日の楽しみ」としていたのだが、去年は術後に脂肪制限食になり、それが解除になって菓子パンを楽しみにしていると、強制退院(言い方悪いが主治医の勝手な都合である)させられ、術後お目にかかれなかった一品なのである(大げさ)。あれ?アイソトープのときはどうだったっけ?でたっけ?すっかり忘れているが、食べられなかったという思いは消えないのである。ほら、「食物の恨みは〜」って言うでしょ?

今日は母と妹がやってきてくれるが、なかなか着かない。昨日、友人が持ってきてくれた本も既に4冊目に突入してしまった。しかし、頭に内容が残っているかと言えばそうとも言えない。。。ただ、読むだけである。

家族はなかなかこないので地元では映ることの無いテレビを堪能したおかげでテレビカードは無くなりそうだし、週末というのは入院患者には辛いものがある。

昼の看護婦さんの訪室時に呼吸練習の成果を確認される。これが以外にも一発で合格を貰い嬉しくなる。(単純)
「若いからね〜」と看護婦さん。そんなものなのか?!

そうこうしていると母と妹がやってきた。烏龍茶のペットボトルを頼んでいたのだけど、全部で2リットルを9本も持ってきてくれた。さすが遠方だからねえ。
しかし、無くなるだろうか?ちょっと不安に襲われる。まあ、なんとかなるでしょう去年は寒かったのでポットにお湯を入れて熱いお茶を飲んでいたけれど、今回はそんな気も起こらないのは何故でしょう?

2時間ほど滞在し、家族は帰って行った。シャワーを済ませてまたもや洗濯。
浴室にいくと何故か昨日、シャンプーを置き忘れていたことが判明!!誰か使った?だろうなあ、きっと。。。

夕食を食べ、4冊目の本を読み終えて、5冊目に突入。ハイスピードだ。

洗濯物を取り入れて、明日到着の妹に電話するも繋がらず。
また、本を読んでかけての繰り返し。

さて、またかけてきますかね。

今日はこんな1日でした。
入院レポ7日目  
  今日から新しい先生やら看護婦さんがやってくる(新任はもう少し後らしい)。

今朝の教授回診前に、見覚えのある顔を発見!そう、彼は去年の病棟主治医であったあの噂の(私のなかでだけ)主治医である。去年よりかいくらかすっきりされたご様子(笑)で、ナースセンターで偶然にも私の名前を見付けたのであろう。

「あら!先生お久しぶりです。帰ってこられたんですね」
「ええ、そうなんです。なおさんはまた手術、明日でしたっけ?」
「ええ、午後らしいんですけど」
「ちょっと、ごめんね」と傷を診てリンパ位置を確認している様子。
「手では触れないんですけどね」
「そう、でも明日でしょ。頑張ってね、じゃっつ!」と爽やかに(?)出ていった。
「本当に帰ってきたのか?凄いなあ」それしか思わなかったけど(笑)。あれから1年、成長したことでしょう(笑)、多分。

今日は1番下の妹がやってくる。
昨日の電話の話では2時すぎに病院着であったからそれまでに入浴(と言ってもシャワー)を済ませ、洗濯をし、本を読みながら待つ。

シーツ交換の日だったので、○医学科に遊びにいき、明日手術と報告して驚かれる。

ようやく彼女(妹)が着いたものの、主治医は外来が忙しいようでどうやら6時すぎにアナムネは開始されるようである。
ただただ、待つ。
そういえば、麻酔科医師の診察もあるんだったっけ?確認すると「時間はいつとは言えないけどあるよ」ということで、それも待つ。いったいどっちが早いかな?と話しているうちに夕飯になった。
夕飯は大好物の海老フライである!!しかも結構大きな2本入り!!
食べていると「お話します〜」と連絡が入ったのでいそいそとアナムネ室へ。

大家さんのレスに書いたようなことを聞いてサインする。(最終的に書き入れますので完成項をお楽しみに!)
今回は手首にまかないのか?と聞くと「明日の午後からなのでそれまでには付けるけど、金沢弁でうざくるしいっていうことがあるからね」と付けてもらえなかった。

麻酔医訪室。特に問題もなく、問診だけで終わる。

妹は8時にホテルに向かうため帰っていった。

メールして、9時前に下剤2錠(プルセニド)、胃薬1錠(オメプラール)、眠剤(レンドルミン)(胃薬と眠剤名は反対かも)を飲む。
明日はチラージンSと乳酸カルシウムのみ少量の水で飲んでくださいと言われる。
去年はロカルトロールだったけど飲んだぞ?まあ、いいけど。

ということで、そろそろ寝ます。

明日の予定は11時にアイソトープ。
1時に入室、2時開始予定。
手術は1時間程度の予定で5時にはリカバリに帰室。です。

まあ、ここまで来たら、おまかせで。
あとは祈ってみます。

では、復活をお楽しみにー!!
入院レポ8日目 手術当日
  眠剤を飲んだせいか、頭が痛い。
ぼーっとした感じである。

朝の採血をして、日課である体重を測定。あと2キロ、落としたい。。その後、受け付けまで冷水を取りに行く、朝のチラージンS、乳酸カルシウムを飲むためである。
少量で良いため、無料カップサービスの冷水を今回は利用した。蓋のできる機能も付いているしね。
部屋に戻って薬を飲む。なんでワンアルファは飲まなくてもいいんでしょ?昨日の夜、麻酔科医が2つ、限定していったらしい。まあ、いいですけどー。

この後の予定は7時ごろに浣腸。それまではルート確保やら腕輪付けやらあることでしょう。

とりあえず暇なので歯磨きしてこようっと。

歯磨きを済ませ、ぼーっとしていると、浣腸の時間。
浣腸は嫌なもんだ。。いつも「すっきりした?」と聞かれるが、そんな気分は(浣腸して)味わったことがない。とりあえず、看護婦さんに報告して部屋に戻ってしばらくすると、主治医がサーフロー、皮内テスト、腕輪を持って現われた。
「あ、点滴台がない!今、持ってくるからね」

何故か、既に手術用の帽子とマスクを着けている。
「なおさん、おはようございます。じゃあ、抗生剤のテストしますねえ」
まさか、主治医がここまでするとは。。
「あと、手術のベルトね」
「あれ?去年は黄色だったのに今年は緑なんですね」
「A型の黄色、無くってねえ、代わりに緑なんです。だから、ほら、手書き」
本当だ、ネームバンドに手書きでIDナンバーや名前などの情報が書かれている。あれ?年令31歳になってるけど。。まあ、いいや。
「あっつ!感染症は問題なかったですよね?」
「うん、そのつもりで手術室も用意してあるし」
よかったー!!
「先生、今日の午前中は手術無いんですか?」
「いや、午前中にもあるよ」
はあ〜、大変ねえ。。。

さて、問題のルート確保、いつもこれには苦労させられる一品である。
「どっちで取ろうか?左側にリンパがあるから右で取るね!」
なーんだ、左側しかルートは取らないんだと思っていたのに、右でもいいんじゃん!!と思いながら右手を差し出す。
主治医はパンパン私の右手を叩きながら思案中。
「難しいと思うのでどこでも良いですよ」
「う〜ん、よし、ちょっとあれだけど、ここにしよう!また問題あったら麻酔科の先生にお任せすることにしよう!」
ルートは右手甲に取ってもらった。
痛々しいけど結構楽だわ。

ルートも取ってしばらくすると、妹も到着。喋っていると11時になった。
11時になったら核医学で打ち込みと聞いていたのに音沙汰が無いので聞いてみると「12時前に核医学に行ってください」とのこと。11時45分に核医学科へ。

地下にいくと、核医学の主治医1、助教授、看護婦さん2名が既にスタンバイ。
撮影室3に通される。

ルートの位置が痛々しいやら、なんやらたわいのない話をしながら準備にかかる。
といっても、ベットに横になるくらいしか私はすることはないのだが。。。
「あれ?前のとき、どっちからアプローチしたっけ?」
「左側からでしたね」
「あーそう、じゃあ、ごめんなさい。もう一度向きを変えてもらえるかな?」
ということで、また起きて頭の向きを変える。

助教授が「前にやった生検と同じような手順ですすめていくからね」と言いながらエコーでリンパを確認。
「K谷先生、これですね」
「おそらくそうです、一度振ってもらえますか?はい、いいです。それでお願いします」

今回は生検と違って注射して放射線の液を打ち込むので前とはちょっと感覚が違う。物品も汚染されたものとそうでないものに分ける手間が周囲のバタバタ加減でなんとなく「たいへんなんだなあ」とわかる。

局部麻酔、ちくっとする。
「こういうこと、よくすることなんですか?」と、質問してみる。
「ん?あなたが初めて」
「えー!!初めてなんですか?」
慌てたように主治医1が
「でも、世界でも何例も行なわれていることだから大丈夫だから!」
「いや、○大でこういうことはよく行なわれているのかなーと、思ったものですから。。」
なんだー、○大で初のコトなんだ。。嬉しいんだか、なんだかなあ。と思っていると助教授が
「こういうことは最近多いことなの。乳癌にも使ったりするんだけど。始め色で染色するって言ってたんだけどあなたの場合は色が流れていってしまう可能性が高いからこの方法になったの、心配することはないからね」
それは納得できてるんですけど。。。
「じゃあ、この方法だと流れていくことは無いんですか?」
「そう、これは流れずにそこだけとどまるね」
じゃあ、なんでこれは治療には使えないのかなあ?等とも思うが、今日手術だし、深く考えないでおこうっと。

「じゃあ、いくね」
麻酔のせいかあまり痛みは感じない。
何か、身体が暖かくなるような感覚がある。例えて言うなら増影剤を使ったCT撮影のような感じである。

「はい、終わりましたよー。この針は大丈夫だけど、これは気をつけて。。。。。」などいろいと分類が大変そう。。
「20(何か単位)は多かったかなあ?」もう、ぼーっとしてるので、あまり覚えてません。

「イソジンは大丈夫?」
「イソジンは平気です。」
「じゃあ、イソジンはそのままにしておくね、綺麗に拭いてしまうと後の手術の時にイソジンのノリが悪くなるからね」
はあ、そんなもんなんですか。

これで終わりかと思っていたらしばらく安静にされる。核医学の婦長さんが気を使ってくれるのか喋ってくれる。

しばらくすると、奥の部屋で撮影?するらしく、撮影室に通される。
ベットに横になって板のようなものを目の前に近付けられてしばし待つ。
なんか、ぼーっとするわと思っていたら
「はい、いいですよー」
え?終わったの?のそのそと起き上がると主治医2がいた。

核医学の看護婦さんたちの見送りを受けて、第○外科病棟に戻る。

1時に処置室でストレッチャーに乗る。
筋肉注射。これも手術で嫌なもののひとつ。
「やらなくても良いことにならないかなあ?」と言ってみるが、そんんあこと、許されるわけもない。。。
まあ、今回はそれほど痛みもなく、終了。手術室に向かう。

手術室で病棟の看護婦さんからオペ場の看護婦さんに受け渡され、しばし待つ。
「なおさんですね?確認します」と腕輪を見せ、本人であることを再確認する。
「年令が本当は32歳なんですけど、31歳になってます。。。」
「あら、ほんと!でもいいですよ。」
としばらくすると、手術室へ。15と書かれた手術室に入ったと思う。
手術室は白く、3人くらいの人がいたように思う。

「じゃあ、なおさん、本人さんと確認したので腕輪、外しますねー」
ハサミで腕輪が外される。

「血圧計、左手に撒きます」
「ゆっくり、麻酔もいきますからねー」
「はい」と返事をしてからもう記憶がない。。。

気が付くと「なおさーん!!終わりましたよー」という声。

朦朧としている中、オペ場の看護婦さんから病棟の看護婦さんに申し送りがされていた。「切除したリンパ節は2個」と聞こえたような。。。

ストレッチャーで運ばれてリカバリへ。
紙おむつ、念のためということでやはり、される。。。

主治医がやってきてベットの上体を少し上げていった。
「ちゃんとと取れたからね、傷は少し大きくなったけど」
「妹にまた話しておいてください。。。」
「ああ、そうだね」

そうして少し目を閉じた。
妹がやってきて少し話す。
綺麗にリンパも取れたし、出血も少なかったって、手術時間も早かったよなどなど話していると傷が少し痛くなったので看護婦さんに話して痛み止めの座薬を使ってもらった。

余裕があったのでBBSに書き込むために簡単に大家さんにメールして妹としばし話す。
看護婦さんに酸素が苦しいので外してもらいたいと言い、主治医に了解をもらって外してもらえた。酸素無いほうが楽っていうのはなんででしょう?

結構元気なので、妹も8時くらいにホテルに帰っていった。

相変わらず、熟睡できず、看護婦さんが来るたびに目を覚ます。

今回の手術、結構、楽かも。。。
手術、終了。
入院レポ9日目  
  ぼーっとするものの、体調は良いような感じがする。熟睡は出来なかったけれど辛いという感じはない。

昨日の夜、「バルーンも外してもらって自分でトイレに行きたい」と言って「2時間置きにトイレに行くのもなんだから」とて我慢していたので朝一番で色々聞いてみた。

バルーンも外してくれて、昼前に部屋に戻れるという。
しかも、昼から粥食で夕飯は常食。
点滴も今日で終わり。
なんて凄い生活!!去年とは大違いだわ。
バルーンを外してもらって病衣に着替え、点滴を連れて歩いてみる。結構、すたすた歩ける。
同室の人とトイレ前で逢うがあまりの回復ぶりに驚かれる。

主治医が顔を見せてくれた。

妹がやってきて話していると部屋に戻れるという。

部屋に戻るとあまりの元気ぶりにみんな驚く。

昼食は粥食。半分くらい食べる。
点滴も終わり、ヘパリンでブロックされる。今回のルートは痛まないので点滴も差程苦にならない。

妹につきそって、売店まで行ってみる。
結構元気で自分でもびっくり。

妹が昼食を食べて、名古屋に帰るので玄関まで見送りにいく。

部屋に戻ってしばらくすると真ん中の妹がやってきた。
妹もかなりの回復ぶりに驚いた様子。

2時間程して妹も帰る。持って帰ってもらおうと思っていたものを渡さずに帰してしまった。。。
見送りの後に核医学の婦長さんに逢い、また驚かれる。そんなに回復が凄いのか?

夕食は常食。だが、夜の抗生剤の点滴が遅く始まったので、終わってから食べることにする。
点滴終了して夕飯を食べる。結構食べられた。

就寝前に主治医訪室。
ドレーンをみて
「明日にでもガーゼ交換しようかな?ドレーンも抜いても良いかもしれないねえ、手も大丈夫?痺れもないね」
「先生、胸の写真はどうだったんですか?」
とあまりにも、今回の手術の後が楽なので他のことを聞いてみる。
「写真はね、問題なかったよ。でも、ガーゼ取れたくらいにエコー撮って見ようか?」
「え?!問題ないんでしょ?」
「うん、でも年令的なこともあるからねえ。。。」
なにー!?どういうことなの〜???まあ、いいや。健診代わりに診てもらうことにしようっと。
入院レポ10日目  
  爽やかな朝を迎えるも、膀胱炎気味っぽい。これだからバルーンは嫌なのだ。(好きな人はいないと思うが)

今日は同室のかたが手術。しかも甲状腺乳頭癌らしい。主治医が私と違うのでややこしくないだろうと思われる。
本人はかなり沈んでいたので話しかけるも逆効果であった。

手術があるってことはガーゼ交換。あっても夕方だな?とこんな所まで読めるようになるのはここで手術を2回も受けた賜物であろう。。

身体はだるくはないのだが、微熱が続く。術後だから仕方がない。
朝の検温時に看護婦さんにシャンプーをお願いする。「午後でもいい?」嫌だといえばやってくれるのか?とも思うが午後でお願いする。(小心者)
膀胱炎気味なのは「水分をしっかり摂って」と言われせっせとお茶を飲む。

本を読んだり、メールしたり日中を過ごす。

午後に髪を洗ってもらった後、売店にテレビジョンを買いにいく。
偶然、階段で担当の理学療法士に出会い、話ながら地下まで行く。チェックだけで今回は大丈夫だろうということでとりあえず、別れる。

テレビジョンを購入後もどうせ、暇なのは解っているので●医学科を訪問することにした。

履物を履き変えてナースセンターにいくと「元気やねー!!」と言われる。
昨日、婦長さんに逢ったので既に看護婦さんたちには報告は言っていた様子。
「婦長さん、なおさんもう歩いてたわって言ってたからねえ」

3日のアイソトープの打ち込みについての話を聞いた。

3日に使用した注射はタリウムスキャンで使用するものと同じようなもので打ち込んだ後に撮影したのはちゃんと取り込んだかどうか確認したということ。
その時点で巧くいったと●医学の先生方は言っていたこと。
今回の成功で今後、打ち込みも増えるだろうということ。
今後、リンパに打ち込んで治療できる薬も出来るだろうということなどを聞いた。

写真などが明日くらいに出来るそうなので来週火曜日にに話だけ聞きに来るので主治医1にお伝えくださいと言って病棟に戻る。

駐車場の桜が咲き出したと●医学の看護婦さんに聞いたので同室の人と見にいくことにした。

偶然、外来で去年の主治医と遭遇。
「もう、歩けるの?」
「昨日からもう元気で歩いてるんです。ドレーンの量も去年より少ないですし。」
「そう、よかった!」
そんな感じで軽く喋る。

桜を見にいったものの、正面駐車場にはそれらしい桜は見当たらず、いろいろ歩き回ってそれらしい桜を発見。かなり、遠いのでよく解らず。。残念。

部屋に戻って夕食。

友人に手紙を書き、投函して部屋に戻ると主治医が部屋の前で患者さんの家族と話していた。
深刻そうなので軽く会釈をして部屋に入ってメールをしていると主治医登場!!
圧迫具合とドレーンの排出量を見て「ガーゼ交換しよう!!」と言って出ていったので胸をあけて、スタンドの電気を付けてスタンバイして待つ。
すると、主治医ひとりが処置台を引いて登場!!ひぇ〜!!主治医ひとりでやるの!?とびびってしまった。だって去年は看護婦さんが絶対一緒だったんですもの。

「凄い圧迫やねえ」
「そうなんですか?」
ビジダームがあるのではさみを使って圧迫だけ外していく。
「この量は朝から?」
「朝、抜いてそのままです」
「この分だと3日ほどで抜けるね。抜いた後、また圧迫だけするけど」
なのでビジダームは剥がさず、そのまま置いておくことになった、痒いけど、仕方がない。。
「先生、傷は前と同じような傷になるんですよね?」
「そう、だから1週間もすればお風呂も入れるよ」
「はーい」

圧迫が取れたのでかなり楽になった。

夜、体温をはかるが37.3度。それほど辛くないけど、術後だと感じさせる唯一の指標のような気がする。
入院レポ11日目  
  なぜか、夜寝られなかった。
1時すぎまで寝返りを繰り返す。
微熱が続いているのが原因?その微熱も膀胱炎気味から来ているのか、それとも術後からなのかが解らない。
夜中に熱をはかると37.4度。いつもよりかなり高め。

なんだかんだで寝てしまったようだけど、起きると7時をすぎていた。

朝食を食べ、本を読んでいると昨日手術をされたかたが、戻ってこられた。
やはり甲状腺の術後は早い。
そのかたの身内のかたが駐車場の桜が満開と教えてくださったので桜見物に。

たった2本だけど綺麗に咲いていた。
カメラ持ってきたらよかった。。。

昼食後、主治医と遭遇。
「どう?」と聞かれたのでドレーンを見せると「う〜ん、抜こうか?」
「え?今からですか?」去年、あれだけなかなか抜いてもらえず、結構脅かされていたのでこちらが慎重になっているのだ。
「火曜日手術で、水、木、金。3日目か。。明日にしようか?」
「明日にしましょうか?」
お互い明日ということで決着がつく。

午後からあまりに暇なため、核医学科まで遊びにいく。
手術したことを知らない看護婦さんもいたのでその報告。
ちょっと雑用のお手伝いもこなし、夕食前に部屋に戻る。

夕食後、メールをしているとまたもや主治医が登場。
エクシーレを見て「これなに?」「携帯端末でメールとインターネットができるんです」「へえ〜、そうなの」
排出量を見て「じゃあ、明日抜きましょう!」と確定。
膀胱炎気味の報告をする。1日2リットルの烏龍茶を飲んでいるのに改善傾向もみられず、微熱も続くので聞いてみた。
「傷かバルーンか、どっちでしょう?」
「昨日のガーゼ交換から見て傷には問題ないからやっぱり、バルーンのせいかなあ?じゃあ、抗生剤ちょっと出すね」
「はい、で、先生、来週胸のエコーですね?」「うん、月曜辺りに予約入れようと思ってるんだけどね」
じゃあ、それが終わったら退院かなあ?と一人思う。
「じゃあ、明日抜ね!」とさっそうと主治医は去っていった。

しばらくすると看護婦さんが抗生剤オゼックス錠を持ってきてくれたので飲む。
これで楽になるかな?

テレビをみていると地震が発生。
金沢市の震度は出なかったが結構揺れた。
入院レポ12日目  
  今日は土曜日。同室内での外泊者が3人である。

今日は友人が来てくれることになっていたが何時になるかは未定。。
ドレーンも外すには何時か未定。
未定尽くしの1日。

なぜか朝食のジュースが牛乳になっていたりするのは良くない前兆か?

昨日の夜から抗生剤を飲みはじめたが昨日の夜は最悪。。
何度もトイレに行くが違和感が残り、少量しか出ない(涙)。そして眠れず。。
朝になったら少しは良くなったように感じた。

朝食では何故か牛乳がついてきた。。(涙)交換もしてもらえない。。。

午前中はまた本を読み捲る。
結局、全部読みおわる。
することもないので頭を洗う。その後、半身シャワーをする。

洗濯をしようと試みるが病棟の洗濯機は使用中。地下のコインランドリーで洗濯することにしよう。

そう思っていると主治医と遭遇。
ドレーンを抜いてもらう。
圧迫するはずだったが必要ないということで、ガーゼをあてて終了。

来週、退院おっけーの許可がでる。
さて、いつにしましょう?

看護婦さんにテープの粘着力の後を綺麗にしてもらう。やっぱりかぶれてしまったけど、去年よりはましかな?

その後、洗濯して干していると友人到着。去年職場をやめた看護婦さんも娘さんと一緒に来てくれた。

色々しゃべって見送って、退院決まって、今日は終わりって感じでした。
入院レポ13日目  
  物凄いいい天気で絶好のお花見日和の1日!!

朝食は日曜日恒例の菓子パン詰め合せ。
今日はチョコツイストではなく、クリームツイストであった。
また今日も牛乳。なんでなの!?
お茶さえあればいいのだけど。。。

そして朝食後。。。貸しテレビを水浸しにしてしまい、朝の楽しみ「仮面ライダー アギト」を見ることが出来なかった。。。
テレビは正直に水をかけたと申告し、新しいテレビと交換してもらった。
「弁償」させられずに済んでラッキーであった。

ガーゼ交換もなにもなく、午前中を過ごす。患者が外泊していて余裕があるというので背中を拭いてもらってさっぱりする。
その後、頭を洗う。

お昼はカレー。品数は少ないのにお腹は一杯。

午後から日差しが強くなり、日光浴にいそしむ。誰も来ないなら兼六園まで外出許可もらえばよかったと今更思っても後の祭り。
せっかくなので甲状腺患者同士、いろいろ話して時間を過ごした。

明日の予定を持って看護婦さんがやってきた。明日の午前中に乳腺のエコーがある。
あっという間に夕飯。

外泊者も戻ってきた。

みんなと色々しゃべっているうちに消灯時間。

今日はテレビを少し見よう。
明日には妹の予定も解るので退院日を決められるであろう。

おやすみなさい。
入院レポ14日目  
  夜中、暑くて目を覚ました。
ちょっと汗をかいたみたい。
そのせいか、朝の検温では久しぶりの36度台!!

今日の朝食は和食にしてみた。
朝から満足〜というくらい内容が充実。
洋食と比べると1品多いような。。。
お腹一杯食べて、珍しくテレビを見る。

「●ざましテレビ」の芸能情報で好きなジャニーズ系の話題がでた。トニセンのコンサートにタッキー&翼が飛び入りという内容だったのだけれど、このトニセン。
東京で行なわれる催しに私が参加すると約2ヶ月後に手術が行なわれるというジンクスがある。

ちなみに、去年は1月に東京国際フォーラムでコンサートに参加。3月手術。
今年は2月に紀国屋ホールで舞台を鑑賞。4月に手術といった具合である。
今年は、ちょっと心に引っ掛かって悩んだ結果、妹と2人で東京に飛行機で2泊、品川で泊まるしかも今回は屋良くんの出演もありえない舞台という去年とは違う過程で参加したにも関わらず。。。という感じである。(ちなみに去年は独りで東京に新幹線としらさぎで1泊、赤坂に泊まる、屋良くんも出演コンサート)
まあ、考えすぎかもしれませんけどねえ。。。来年は自粛しよう。(予定)

さて、今日は教授回診である。
しかも、今日からピチピチの新人看護婦さんも仕事はじめである。
患者の立場から見ていてもバタバタ具合が感じられる。

さて、主治医がまずやってきて、
「ちょっと傷、診せて。うん、大丈夫だね。で、退院、決まった?」
「遅くても14日には出来ると思っているんですけど。。。」
「え?ああ。。。14日、ね。。」
と、カルテに記入してる横で「カルテ内容、読みたいなあ。。。」なんて思っている患者なんて私くらいであろうか?

去年の主治医がその横で「回復早いなあ〜!」なんて風に見ているのに気がついた主治医が「おっつ!去年の主治医が。。。」とちょっと嬉しそうであった。

急に主治医が
「あ、そうだ!!書類書いてもらわないといけないんだ!あのね、手術前にしたアイソトープ、あれは保険が使えないんだ」
「あ、じゃあ。自費ですか?」
(げ!!自費だとすごい高くなるのでは?ちょっと不安、でも高額医療で返ってくるか?)
「いや、それは国費で払うのでそれで書類を書いてもらうんだけど。。まあ、それは後でまた持ってきます!」

と話を終わらせると教授がやってきたので説明を始める主治医。
「3日にオペしまして.....」
「うんうん、よかったね、今週退院ね!」ああ、あっけない教授回診。。。

主治医も「じゃあ、後で持ってくるよ」と言う感じで去っていった。

さて、そうこうしていると、新人看護婦さんをつれて本日の病棟担当看護婦さんが登場。
今日も背中だけ手伝ってもらって身体を拭いてもらうことにする。
乳腺のエコーが午前中に行なわれるので身体拭きは午後にお願いする。

11時近くにエコーに呼び出される。
1階のエコー室かと思いきや、2階放射線科だという。初めてだわ。。。
いそいそと、放射線科に行き、名前を告げるが、やはり待たされる。もう慣れっこである。

名前を呼ばれてエコー室へ。
女医さんである。
「お願いします」というと、
「上半身を脱いで仰向けに横になってください」と言われてそのようにする。
女医さんは先日撮影したマンモグラフィーの写真を診て、納得したように「はい、両手を挙げてください」
万歳のかっこうをして、右胸からエコーを撮ってもらう。

「きっと何かあったらスケールで計られる。。。」そう自分に言い聞かせながらじっとモニターを見つめる。
カチカチと胸の場所を指標しながらどんどんエコーは撮影されていくがスケールが登場する気配はない。

右胸にエコーが移ったので「あのう、怪しいモノはなかったんですか?」と恐る恐る聞いてみると
「ええ、特にそれらしいものはありませんけど。。。」
「甲状腺で5回目の手術だったんですけど今回、左胸にちょっとしこりをかんじたものですから。。。」
「え?どの辺?」
「ここなんですけど。。(ぐりぐりっ)」
「ああ、これね。。。」
と言ってプローブで確認。
しかし、スケールは登場しない。
「大丈夫みたいですね」

右胸に移るもスケールは登場せず。

「はい、じゃあ終わりです。」
「では、今のところ問題のあるようなものはないんですね?」
「ですね、写真で左胸に影が映っていたんですけど問題ないみたいです」
「主治医の先生も技師さんも乳腺じゃないとは言ってくださったんですけど、やっぱり気になって。」
「うーん、乳腺がその辺にある人もたまにいるんですけどね。今のところ大丈夫みたいなのでまた、大きくなったりするようであれば先生にお話してください」
「解りました、ありがとうございました」
タオルでジェルを拭いて部屋に戻ると昼食。

昼食後、背中を拭いてもらって身体を拭いてしばらくすると、シーツ交換。

今日は「少年隊夢」があるので3時から見るつもりでいたら職場の友人が来てくれた。
彼女は地下食堂のラーメンを食べたがっていたので行ってみると、準備中。。。
なので病院の夕食を2人で分けて、それからラーメンにしよう!と提案し、軽食を彼女は購入。
部屋に戻るとなんと3時10分を越えていた。。。(涙)

急いでテレビを付けて友人には悪いがテレビを見る。その間、友人は食事。
テレビが終わっていろいろ話す。

あっという間に夕食になり、2人で食べる。その後、地下食堂へ。

ラーメンを食べ、部屋に戻る。

7時前に友人、帰る。玄関まで見送る。

部屋に戻るが主治医はやはり来ない。。。

妹から退院についての連絡がないと思っていたらあったようだった。
いきなりだが11日に決まる。

看護婦さんに告げるが「先生が来るから直接言って」こんな時間でも本当にくるんだろうか?「来る」という看護婦さんの言葉を信じて待つ。。。

しかし、消灯時間になっても結局、来ることはなかったので「こんな時間になったらもう来ないよね?」と確認すると連絡してみるといってくれたのでまた待つ。

「連絡取れないわ」と返事をいただき、テレビを見る。

トイレにいくと「連絡取れて退院わかったって。書類は外来カルテにあったので持ってこれなかったらしいから。。。」
はあ、そうですか。。
明日は持ってきてもらえるかなあ?

では、おやすみなさい。
入院レポ15日目  
  明日、退院するということで今日は忙しい。

予定としては午前中に●医学科主治医に挨拶、昼にリハビリ担当理学療法士に挨拶。3時に入浴。その間に第○外科主治医から昨日の一件、今後についての説明を受けようと思案。

朝食後、主治医の登場を待つが現われず。看護婦さんに「昨日から待っているのだ」と言うことをかなり強く訴える。
が、まだ来ていないらしい。明日から学会で不在なので是非とも聞きたいこともあるのだ!!

しかし、10時になっても現われないということはとりあえず、昼からであろうと考え、●医学科へ。受付で●医学科主治医を名指しする。
が、外来がちょっと忙しそうだったのでナースセンターへ明日退院の挨拶を先にすることにする。
いろいろ喋って外来に行き、主治医を呼んでもらう。

術後の経過等を話し、手術前に行なったアイソトープの写真を見せてもらう。
ちゃんと取り込まれた。。。のであろうと思われる。
手術時間や最終病理結果はまだ出ていないことを話すと、
「また最終病理結果がでたら連絡するね」
「あ、じゃあ、メールで?」
「うん、そうだね」
「去年のタリウムの写真を診たんだけどね」
「あの、真っ黒でよく解らない写真ですか?」
「そう、あれをよく診ると、今回の手術で摂ったリンパ節がうっすら写ってたんだ、でも他にはそれらしいモノは診られなかったから、これから長く経過を診ていくことになっていくだろうけど。。。。」
「はい、こまめに診ていただいてチェックして行くことが私にとっては大事なことでしょうから」
あといろいろ話しました。
もう、●医学で出来ることはないといわれても頼りにしてしまう主治医のひとりです。ありがとうございました。

一旦、部屋に戻るが、主治医まだ現われず。。。昼食になる。

昼食後、1時にリハビリへ。
チェックを受ける。確かに左肩が固くなっているが、動かすことでスムーズになるので今回の手術で去年のような影響は出ないであろうということ。ただし、無理は禁物。次回診察日にもチェックを受けることにする。

またもや、部屋に戻るがまだ主治医現われず。。。
本日の病棟担当看護婦さんが
「なおさん、まだ見えんけ〜?」
「う〜ん、未だですねえ」
「活動時間遅いかもしれんね〜、あの先生は」
「はあ、そうですか。。。退院までには話したいですねえ、ガーゼも外してもらいたいし。。」

しばらくすると担当の看護婦さんが「先生、みえたよ〜!!」と言いにきてくれたので質問事項をまとめる。

主治医、やっと登場!!待ってました!
例の書類は「国費なんたらかんたら」と書かれており、名前と捺印するだけであった。なんだ、私には何も貰えないのか。。。ちょっとがっかり。国費使用となった理由をもっとしっかり読んでおけばよかったなあ。

その後、矢継ぎ早に質問する。
次回診察日は27日10時半に決定。その位には病理の最終結果もでているであろう。今後は定期的に検査をしていく。今のところは外照射は必要ないであろう。
傷ガーゼは今、外して入浴も可。
乳腺については専門科に判定してもらって問題なかったということ。
手術時に筋肉を切ったのは傷の辺りの筋肉なので左肩への影響は出ないであろうということ。
副甲状腺の機能は明日採血して次回診察日に方針を決める。

う〜ん、これくらいだったかな?

その後、入浴。さっぱりする。

さっぱりついでに、病院地下にある理容室で顔剃りをしてもらうことにする。だって、すっきりしたかったんだもん!
襟足と顔剃りで2300円。気分転換にお薦めです。

洗濯して気がつけば、夕食。

部屋の方々と喋って消灯時間。

2年連続、思わぬ入院&手術。
こんなことはもう無いことを信じています。

明日、退院。
最後のレポを書きます。

おやすみなさい。
入院レポ16日目  
  退院である。

予定どおり朝、採血。
カルシウム、無くなるといいなあ。
勿論、ワンアルファもだけど。

日勤帯の看護婦さんもあまり構ってくれない(笑)。
ただ、新人看護婦さんのお勉強の為に血圧測定などを一応してもらう。

先生方は学会なので新しい入院患者も入らず病棟ものんびりムードが漂っているように思うのは私だけだろうか?まあ、私は今日退院だから特にそう思うのかも。。。

あまりに暇なので荷物をまとめる。
これが凄い凄い!!凄い量である。
だが、考えていただきたい。
遠方からの入院で、家族はなかなか来れないのでつい、あれもこれも余計に持ってきてしまうのである。
それに、外泊しないから持って帰れないんだもん!と独り開き直る。
同室の方々にも驚かれるが仕方ないんだってば!!
なんとか、荷物もまとめ終わり、あとは着替えをするだけである。

精算、いつ頃出るかなあ?と思っていたら婦長さんが精算書を持ってきてくれた。
3月分が5日分、4月分が11日分。しかし、思っていたより金額は少なかった。
ちなみに、去年の手術月の金額よりも少ない。国費使用のおかげかしら?

精算を済まして婦長さんに「ちゃんと支払ってきました」証書を渡すと何故か今日から学会に行くはずの主治医がまだお仕事中。大変なのねえ。

退院の荷物を載せるための台車を借りにいく。かなりの年代ものでバランスがいまひとつ悪いんだなあ。まあ、仕方ない。

荷物を載せおわるとお昼。
最後の食事。お昼なのでそうそう豪華な食事が出るわけでない。
残しておいた佃煮、梅干しで食べる。

さて、妹の到着を待っていると2月のトレーサー入院時に同室だった人がお見舞いにきてくれた。
ちょっと喋っていると妹到着。

次回診察時に食事の約束をして別れる。

妹が外は暑いというので薄手のトレーナーを脱いでカットソー1枚になる。
本当に寒くないのであろうか?

ナースセンターで挨拶をして駐車場へ向かう。

駐車場の桜も散り始め。
福井は今が見頃かな?
妹の言う通り、外はかなりの日射しである。

『これで、ホントに終わりにしたいわ』
そう思いながら、福井に向かった。
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