用語説明
CTスキャン | レントゲン線を利用して甲状腺の位置、大きさ、甲状腺腫瘍、甲状腺眼症の検査をする機械 | |
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HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン) | 妊娠初期に妊娠の継続を助ける胎盤で作られるホルモン | |
T細胞 | 細胞免疫に関与するリンパ球 | |
キラーT細胞 | 侵入してきた抗原や自己免疫疾患における抗原を破壊する働きがある | |
細胞毒性T細胞 | 侵入してきた抗原や自己免疫疾患における抗原を破壊する働きがある | |
サプレッサーT細胞 | 免疫反応を抑制するリンパ球 | |
ナチュラルキラーT細胞 | 侵入してきた抗原や自己免疫疾患における抗原を破壊する働きがある | |
ヘルパーT細胞 | 細胞免疫に必要なリンパ球 | |
インターフェロンガンマ | ウイルスを殺す作用を持つ蛋白 | |
インターロイキン-1(IL-1) | 免疫反応にてマクロファージやT細胞から放出される蛋白 | |
エイズ | 後天性免疫不全症候群 | |
カルシトニン | 血中カルシウムを下げる作用のあるホルモンで、甲状腺のC細胞から作られる | |
キャッサバ | チオシアネートを多く含む植物で、特にヨード欠乏地域において甲状腺腫を引き起こす | |
キューリー | 放射線の単位で、ミリキューリーは1/1,000 | |
クリック音 | 僧帽弁逸脱症候群のときに聞こえる心音 | |
クレチン症 | 胎生期や幼児期の重症甲状腺機能低下症が原因で身体的、知能的に異常を来す疾患 | |
クローン病 | 小腸に起こる炎症性疾患 | |
コールド結節 | 甲状腺シンチにて放射性同位元素を取り込まない非機能性の甲状腺のシコリ | |
ゴイトローゲン | 甲状腺腫を引き起こす物質 | |
サイトカイン | 免疫反応に関与する蛋白 | |
サイログロブリン | 甲状腺ホルモンを作って貯蔵している甲状腺内にあるタンパク。サイログロブリンの一部は血中に流出し、甲状腺疾患の指標になる、特に甲状腺がんの指標になる | |
シェーグレン症候群 | 涙、唾液、膣の分泌が低下する疾患 | |
シルマー試験 | 涙の量をみる試験 | |
スリーマイル島 | ペンシルベニア州で起こった小さな原発事故 | |
セレニウム | 甲状腺で使われる微量元素で、ヨード欠乏症を予防するはたらきがある | |
ダルス | 海草の一種 | |
チェルノブイリ | 1986年に旧ソビエトのウクライナ地方で起こった原発事故の場所 | |
チオシアネート | 食物に含まれている甲状腺機能を妨げる物質 | |
ヒュルトレ細胞がん | 甲状腺がんの一種 | |
フリーT3 | 細胞内で作用する活性型の甲状腺ホルモンの一種 | |
フリーT4 | 活性型の甲状腺ホルモンの一種 | |
ベータ・アドレナリン受容体 | 脈を速くしたり、振戦、神経過敏を引き起こすアドレナリンというホルモンが細胞の表面にくっつくところ(受容体) | |
ベータ遮断剤 | アドレナリンがベータ・アドレナリン受容体にくっつのを抑える薬で、甲状腺ホルモン過剰の症状を和らげる作用がある | |
マクロファージ | 免疫反応を活性化させるのに重要な掃除屋のような細胞 | |
ヨード(ヨードカリウム) | 甲状腺機能亢進症のときに使われるクスリ。また、原発事故のときに、放射性ヨードの甲状腺への取り込みも抑える作用を持つ | |
レイノー症状 | 手や足の小動脈の収縮で、寒いときに起こりやすい | |
下垂体炎(リンパ球性) | 下垂体の炎症 | |
核 | 細胞の機能を調節する遺伝子を含んだ細胞の中心にある物質 | |
がん遺伝子 | 正常細胞をがん細胞に変える作用を持つ遺伝子で全ての細胞の中にある | |
眼窩減圧術 | 眼球突出を軽減するために、眼窩の骨の部分を切除する手術 | |
強皮症 | 体の部分、特に皮膚と腸におこる自己免疫疾患 | |
胸骨下甲状腺腫 | 胸骨の下にある甲状腺腫 | |
筋電図 | 筋肉の機能をみる検査 | |
血小板 | 血液凝固に重要な働きのある血液成分 | |
血小板減少性紫斑病 | 血小板が減って出血し易くなる病気 | |
原発性胆汁性肝硬変 | 胆汁の流れが妨げられ、肝臓にダメージが来る病気 | |
限局性腸炎 | クローン病と同じ | |
抗ペルオキシダーゼ (マイクロゾーム)抗体 | 甲状腺内のマイクロゾーム分画にあるペルオキシダーゼという蛋白に対する抗体 | |
抗原 | 免疫反応を引き起こす物質 | |
抗原表出細胞 | 免疫反応を引き起こす抗原を持つ細胞 | |
甲状腺ホルモン不応症(全身型) | 甲状腺ホルモン受容体の異常のために、組織に対する甲状腺ホルモンの反応が低下した病気 | |
甲状腺炎 | 甲状腺の炎症。いくつかのタイプがある。慢性甲状腺炎(橋本甲状腺炎)、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎など | |
甲状腺腫ベルト | 食塩にヨードが添加されるまでは、五大湖周辺の米国中西部ではヨード不足による甲状腺腫が多く見られた。この地方を甲状腺腫ベルトと呼んでいた | |
紅斑性狼瘡 | 体のいろんな部分に対して抗体のできる自己免疫疾患 | |
骨塩測定テスト | 骨のカルシウムを測定する機械で、骨粗鬆症の診断に使われる | |
骨粗鬆症 | 大腿骨頭部や脊椎の骨量の減少する疾患で、骨折の危険が増す | |
昆布 | 海草の一種 | |
棍棒状指端肥大症 | 爪の根元のところの皮膚が肥大して太鼓のばち状になっていて、たびたび爪が広がる。棍棒状指端肥大症はバセドウ病の患者に希にみられる。 | |
細胞質 | 細胞内の核を取り囲む細胞の成分 | |
細胞毒性 | 他の細胞を破壊する性質 | |
産後うつ病 | 産後に起こるうつ病 | |
産後甲状腺炎 | 産後に起こる甲状腺炎 | |
自己抗体 | 自分の組織に対してできる抗体 | |
主要組織適合遺伝子複合体(MHC) | 抗原にくっつく細胞膜表面にある受容体、免疫反応の始まるところ | |
手根管症候群 | 手首に正中神経が通る管があり、その正中神経を圧迫することで、指に力が入りにくい、しびれ、痛みなどの症状を引き起こす | |
受容体 | 細胞膜表面や細胞内のホルモンなどにあるもので、そこにホルモンなどがくっついて働きを始める | |
周期性四肢麻痺 | カリウムが細胞内に移行するために、筋力が低下、または完全に動かなくなる疾患で、バセドウ病患者、特に東洋人の男によくみられる | |
心エコー | 心臓の形や機能をみる超音波を用いた機械 | |
新生児甲状腺機能亢進症 | 新生児の甲状腺機能亢進症 | |
人工涙液 | 乾燥した目に使われる目薬 | |
髄様がん | カルシトニンを産生する甲状腺C細胞由来の甲状腺がん。髄様がんは遺伝性のこともある | |
正中神経 | 手の力や知覚をつかさどる神経 | |
潜在性甲状腺機能低下症 | 症状のない軽症甲状腺機能低下症 | |
潜在性甲状腺機能亢進症 | 症状のない軽症甲状腺機能亢進症 | |
穿刺吸引細胞診 | 細い注射針を用いて甲状腺細胞を採取する検査 | |
僧帽弁逸脱症候群(MVP) | 僧帽弁のひとつの閉鎖が不完全なために起こる心疾患 | |
双極性障害 | 躁病とうつ病が繰り返す病気 | |
多発性硬化症 | 神経系の自己免疫炎症疾患 | |
地方性甲状腺機能低下症 | 甲状腺機能低下症がよく見られるところ、特にヨード欠乏地域に多い | |
注意力欠落症 | ひとつのことに集中して仕事ができない病気 | |
潰瘍性大腸炎 | 大腸に炎症を起こす疾患 | |
点状出血 | 皮膚の小さな出血 | |
乳頭がん | 甲状腺がんの中で一番多い | |
非ステロイド抗炎症薬(NSAID) | 炎症を抑えるクスリ。例えば、イブプロフェン、インドメサシン | |
副甲状腺 | 甲状腺の後面に4つあり、カルシウムや骨代謝を調節する | |
放射性同位元素 | 特定の放射線を発する放射性物質 | |
放射性物質降下 | 原発事故などで放射性物質が空から降下してきて、水や穀物を汚染する | |
未分化がん | 頻度は低いが、甲状腺がんの一番たちの悪いもの | |
無痛性甲状腺炎 | 痛みのない甲状腺炎 | |
無表情甲状腺機能亢進症 | バセドウ病の症状がほとんどみられないタイプの甲状腺機能亢進症で、高齢者にみられる | |
免疫グロブリン | 抗体として働く蛋白 | |
卵巣炎 | 卵巣の炎症 | |
両手利き | 左利きの一部の人が両手利き | |
濾胞がん | 甲状腺がんの一種 |