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225

No.225 女・31歳
質問の前に甲状腺亢進症の診断されるまでの経過と現在までの治療の書きます。
質問公開コーナーを拝見しますと、皆さん検査の結果値をきちんと把握されてますが、私は今日まで医師にたずねておらず医師からも説明がなかったので治療の経過と自覚症状を書きます。
2週間ごとに通院しており、その頃の自覚症状です。

【1998.07】
  • 献血をしようとしたところ脈拍が90といわれる(結局比重が軽くこの日献血はできない)。
  • これ以降、意識的に脈をはかると80〜90ぐらい。
    手のふるえを感じ始める(いつからか正確にはわかりません)。
    体重が6キロ減る。食べ物がなかなか飲み込めない。
    イライラしやすく汗かきになる。
  • 9月頃脈も落ちつき、手のふるえも気にならない時もある。
【1998.11】
  • のどの痛みと寒気を感じ37.2〜37.4度の微熱がで、1週間程続き、夜のみ微熱がその後2週間くらい続く。
    脈は80〜90。
【1998.12】
  • のどの痛みと37.4の微熱がでる。
    脈は80〜90くらいで手のふるえを感じ医者へ。
    のどは少しあかい程度で風邪薬を処方してもらい上記のことも話すと血液検査をする。
  • 甲状腺亢進症と診断される。
    メルカゾール6錠服用。微熱はひく。
    2〜3ヶ月で落ち着くでしょうとのこと。
    甲状腺の腫れはほんの少し、脈も76。
    血液検査。
【1999.01】
  • 薬を飲んでからのほうが悪くなっているとのこと。
    血液検査。
    脈は100。
  • エコー検査をうけ、甲状腺部分は腫れているだけ。
    脈拍の落ち着く薬の服用。
    脈は120。
    のどが前より腫れる。
  • メルカゾールを4錠に減量。
    1ヶ月たったのでとのこと。
    血液検査。
【1999.02】
  • 脈拍の落ち着く薬をやめる(脈拍59、体温35.9 寒くてだるい)。
    血液検査。
    脈も正常で手のふるえもなく気分がよい。
    のどのはれもへる。
  • メルカゾールを6錠に増量(なおりが悪いので)。
    この後、37.2度の微熱がでて、のどの痛み動悸と手のふるえ。これは1週間ほどて落ち着く。
    そして、便秘がひどくなり寒いばかりいっている。
    体重が1週間で約2キロ増える。
【1999.03】
  • メルカゾールを4錠に減量。検査結果はさほど良くなっていないとのこと。
    血液検査便秘薬を処方され、この病気は普通下痢をするとのことだがもともと便秘症で下痢は全然ない。
  • 体調は非常によい。
    検査もなし。
    3日間顔だけがむくむ。
    のどが痛く少し微熱がでるがすぐ微熱はひくがのどはずっと痛い。
    その後また37.3度の微熱がでる。
    それから手のふるえと脈が85ぐらいでのどがはれぼったくなる。
  • 風邪薬4日分処方。
    微熱は10日ぐらい続きのどが痛い。
【1999.04】
  • 血液検査。脈は少し速いくらい。
    手のふるえも少し。

現在手のふるえもなく、脈も61〜70で落ち着いています。便秘とやたら眠く、なんだかだるいという状態です。
のどの痛みは時々あります。食べ物がのどでつかえたような感じがあります。
甲状腺部分の腫れも一時はひいたのにまた治療当初より腫れてきました。
1月の途中の診察から胃が痛く、その薬をあわせて飲んでいますが、3月途中より胃の痛みがひどくなり少しきつい薬にかえてもらい飲んでいます。
非常に要領を得なく、長くなり申し訳ありません。
質問をさせていだきます。

書きましたように、風邪をひいたわけでもないようなのにのどが痛くなり寒気がし微熱がでてそのたびに自覚症状が悪くなるというか後戻りをします。
これも一つのこの病気の症状でしょうか。
のどの痛みは、痛くなる部分がさまざまなような気がします。現在も少し痛い時がありますが、私は肩こり症でそのせいでのどが痛くなることが若い時からよくあり、今回もそのせいかとも思っているのですが。
この後戻りするような症状がなければ2.3月の気分のよい時期は、現在のような感じになるなど、自覚症状が非常に目まぐるしくかわり治っていく過程は個人差もあるでしょうがこんなものなのでしょうか。
毎回微熱の出る前ぐらいには気分がよくなり、すぐに便秘をして体重も増えだすのでウォーキングが好きなこともありよく歩いたりしました。
これがいけないのでしょうか。

2つ目の質問です。
次回の来院時には先生に検査の値を聞こうと思うのですが、過去の値も聞いて知っておく方がよいのでしょうか。何かポイントはありますか。

3つ目の質問です。
母が10年前に甲状腺亢進症と診断されています。
1錠のメルカゾールを服用し2〜3ヶ月すると低下症になり薬をやめるともどり、しばらく薬をやめるとまた亢進症になるという感じを3〜4年繰り返して現在は落ち着いています。その後糖尿病となり現在はその治療中ですが甲状腺の検査は特にしていません。本人に自覚症状がなければ定期的な検査は必要ないでしょうか。
ちなみに母の甲状腺の部分はすごく腫れていますが、その時からのままで医師からは病気を繰り返し、長かったので腫れはもうひかないでしょうとのことでした。

4つ目の質問です。
風邪をひいたような感じになった時、市販の風邪薬を飲んでも良いのででしょうか。微熱とのどの痛みなのでこれまで特に飲みませんでしたし、通院している間は医師から処方していただきましたし。母が甲状腺亢進症の時に風邪をひき鼻炎になった時、市販の鼻炎の薬を飲もうとしたところ、注意欄に甲状腺亢進症の治療を受けている人は服用を避けるようにとありましたがどうでしょうか。
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Oyaji's reply 経過から考えますと、バセドウ病のようですね。症状が昨年の7月頃からありますので、その他の病気、例えば一過性甲状腺機能亢進症や亜急性甲状腺炎は考えにくいです。そんなに長く症状が続くのはバセドウ病しかありません。超音波ではびまん性(全体的に腫れていること)甲状腺腫のようですので。
  1. バセドウ病で甲状腺ホルモンが高い時期には、微熱はあります。喉の痛みはなぜだか分かりませんが、バセドウ病の人で甲状腺部の痛みを訴える人はいます。甲状腺には被膜といって甲状腺を取り囲んでいる膜があります。甲状腺が腫れるとこの膜が伸展されて痛みを訴える人がいます。そのためかもしれませんね。結局、甲状腺機能が落ち着かないんでしょうね。メルカゾールを減量すると甲状腺ホルモンが高くなり、6錠/日だと効きすぎてクスリによる甲状腺機能低下症になっているようですね。コントロールが難しそうですね。このような場合は、甲状腺ホルモン剤と一緒に服用すると、落ち着くことがあります。
    当然、クスリの効き方にも個人差があります。その人にあった投与法をすれば、必ず落ち着きます。軽いウオーキングはしても良いですよ、クスリさえしっかり飲んでいれば。

  2. 最初の時からの甲状腺ホルモン値を教えてもらってください。甲状腺ホルモン値(FT4,FT3)とTSH 値(甲状腺刺激ホルモン)です。それと、バセドウ病の診断に重要なTSHレセプター抗体の値も聞いてみてください。検査値については、わたしのHPの次のページを参考にしてください。
    http://www.j-tajiri.or.jp/source/patient/015.html

  3. バセドウが治ったと思っても年一回は検査をするべきです。バセドウ病の人は長年経つと、甲状腺の組織が破壊されて慢性甲状腺炎のようになり、甲状腺機能低下症になる人が一部います。年一回の甲状腺機能検査は必要です。あなたは、お母様の体質を受け継いだのですね。

  4. バセドウ病治療中なら、市販の風邪クスリを服用されても大丈夫です。
何はともあれ、検査値は知っておくべきです。次回からは、必ず先生にお聞きください。でないと、あなた自身が自分の今の状態を把握できません。医師だけに任せてはダメです。あなたも、治療に加わるべきです。そのためには、バセドウ病について、勉強してください。もう、勉強されているようですが。

何かあれば、いつでもメールをどうぞ。Good luck!!
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