図表

[図1]悪循環のエスカレートの生化学的根拠
図1
[図2]脳の甲状腺系制御
図2
[表1]甲状腺機能亢進症の原因
TSH 甲状腺ホルモンレベル 放射性ヨード取り込み
バセドウ病 低い 高い 高い
単発性中毒性結節 低い 高い 高い
多結節性中毒性甲状腺腫 低い 高い 高い
無痛性甲状腺炎 低い 高い 低い
亜急性甲状腺炎(ウィルス性) 低い 高い 低い
TSHの過剰 正常/高い 高い 高い
脳下垂体腫瘍あるいはTSHを産生する脳下垂体細胞の調節障害から起こるようなもの
[図3]うつ病予防に関する甲状腺ホルモンの役割
図3
[図4]甲状腺ホルモンと脳内化学作用の調節
図4
[疲労の原因と考えられるもの]
内分泌系の疾患
  • 甲状腺機能低下症
  • 甲状腺機能亢進症
  • アジソン病
  • 脳下垂体ホルモン欠乏症(成長ホルモンの欠乏)
  • 脳下垂体多機能障害
  • クッシング症候群
  • 糖尿病
免疫系の疾患と感染
  • 狼瘡(SLE)
  • 多発性筋炎(希な筋疾患):皮膚筋炎(筋力低下と皮疹を起こす希な疾患)
  • シェーグレン症候群
  • リューマチ性多発性筋痛
  • 悪性貧血
  • 慢性関節リューマチ
  • エプスタイン─バーウィルス感染症
  • HIV感染症:AIDS(エイズ)
  • その他のウィルス性疾患
  • 結核
  • ライム病
  • 菌類病
脳内化学反応の障害
  • すべての抑うつ性障害
  • 気分変動障害
その他の病気
  • 線維性筋痛
  • 慢性疲労症候群
  • 貧血
  • がん
  • アルコール中毒
  • 重金属中毒
  • 薬剤(「ベータ・ブロッカー」:抗うつ剤)
  • 薬物中毒
  • 肝臓病
  • 心不全
  • 慢性肺疾患
  • 睡眠時無呼吸
  • パーキンソン病
  • 多発性硬化症
  • リンパ腫
[表2]TSHレベルに基づいて甲状腺ホルモンバランスの乱れを確かめる方法
TSHレベルの範囲
(ミリ国際単位/L)
診断
>20 中等度から重度の甲状腺機能低下症
4.5~20 軽度の甲状腺機能低下症
2.1~4.4 正常。甲状腺機能低下症も疑われる(症状があるか、甲状腺腫がある場合)。
0.4~2.0 正常
0.1~0.39 甲状腺ホルモン過剰の境界域
<0.1 甲状腺機能亢進症または脳下垂体の病気
[表3]警戒すべき自己免疫疾患
病気 原因 症状
悪性貧血 ビタミンB12の吸収に必要な胃因子を欠くことによるビタミンB12の欠乏 手足のしびれやジンジンする痛み、平衡感覚の喪失、下肢の脱力
慢性関節リウマチ 関節の自己免疫性炎症 朝のこわばり、関節の痛み(指関節、手首、肘など)
インスリン依存型糖尿病 インスリンを作る膵臓細胞への自己免疫攻撃 頻尿、喉の渇き、体重減少、ものがぼやけて見える、ケトアシドーシス
アジソン病 副腎に対する自己免疫反応(通常はコルチゾールとミネラルコルチコイドを作り出している) 体重減少、疲労、上腹部痛、吐き気、下痢、嘔吐、低血圧、失神、脱水、低血糖、皮膚の色素の増加
クローン病 小腸の自己免疫性炎症 腹痛、下痢、血便、発熱

狼瘡(SLE) 皮膚と腎臓、心臓および関節を含む様々な臓器の結合組織に対する自己免疫攻撃 関節痛、発熱、顔やその他の皮膚の発疹、腎障害、心臓や肺の問題
重症筋無力症 筋肉を収縮させるのに欠かせない筋細胞のレセプター(アセチルコリンレセプター)に対する免疫攻撃 筋力低下、複視、嚥下困難

シェーグレン症候群 唾液腺、涙腺、および膣の粘液腺の自己免疫反応 目がひりひりする、口腔乾燥、膣の乾燥
強皮症 皮膚および多数の臓器の結合組織の炎症と瘢痕化を起す免疫反応 指の硬直と痛み、レイノー症候群(寒さに曝されると指が白くなり、痛む)
原発性胆汁性肝硬変 胆管閉塞を起す胆管への自己免疫反応 黄疸、肝機能異常、かゆみ
卵巣炎 瘢痕形成を起す卵巣の自己免疫反応 早発性更年期、無月経
[表4]甲状腺ホルモンバランスの隠れた影響
甲状腺機能低下症 甲状腺機能亢進症
総コレステロールおよびLDLコレステロールの上昇 心律動の異常
心筋症および鬱血性心不全
冠動脈疾患  
脳組織の傷害 脳組織の傷害
高血圧 高血圧
グルコース不耐性および糖尿病 グルコース不耐性および糖尿病
  骨喪失および骨粗鬆症
加齢促進 加齢促進
[表5]レボサイロキシンの段階的用量増加法
最初のTSHレベル
(ミリ国際単位/L)
第1期終了時に到達すべき用量
(マイクログラム)
<15 25.0
15~25 37.5
25~30 50.0
30~40 75.0
>40 100.0
[表6]よく使われる抗鬱剤とその副作用
選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)
薬剤 商品名 多い副作用
フルオキセチン プロザック® 吐き気、頭痛、神経質、不眠、疲労、および性的問題
セルトラリン ゾロフト®
パロキセチン パキシル®
フルボキサミン ルボックス®
三環系抗鬱剤
薬剤 商品名 多い副作用
アミトリプチリン エラビル® 尿閉、便秘、口腔乾燥、視野がぼやける、体重増加、性的機能障害、日光過敏症、立ったり座ったりする際のめまい、鎮静、心律動の問題
ノルトリプチリン パメロール®
イミプラミン トフラニル®
デスプラミン ノルプラミン®
ドキセピン シネクアン®
非定型抗鬱剤
薬剤 商品名 多い副作用
ミルタザピン レメロン® 鎮静、体重増加、めまい、口腔乾燥、便秘
ベンラファキシン エフェクソール® 拡張期血圧上昇とSSIRの副作用増大
ブルプロピオン ウェルブチリン® 不安興奮、不安、不眠、頭痛、てんかん発作(希)
トラゾドン デシレール® 鎮静、吐き気
ネファゾドン セルゾン® 鎮静、神経質、睡眠障害
MAO(モノアミンオキシダーゼ)阻害剤
薬剤 商品名 多い副作用
フェネルジン ナルディール® 睡眠の問題、高血圧、性的問題、体重増加、(およびもっとも危険なものとして)他の薬剤や一部の食物と生命を脅かすような相互作用を起す。
トラニルシプロミン パルネート®
セレジリン エルデプリル®
[図5]健康の輪
スタート

早期に診断を受ける。

エストロゲン補充療法を受ける
  • 認知能力の改善
  • 認知症の予防
  • 気分の改善
甲状腺機能の変化を来たすのでヨードの過不足を避ける
抗酸化剤を飲む
  • 甲状腺ホルモンが効率的に作用するようにする
  • 加齢に関連した脳の損傷を防ぐ
  • 甲状腺を自己免疫反応と損傷から守る
血圧のコントロール

高血圧は血管の病気を起こし、認知能力の障害加速する。

すぐにホルモンバランスの乱れを直す

ローラーコースターのような治療を避ける。

甲状腺ホルモンバランス保持

TSH=0.5~2.0ミリ国際単位

長引くうつ病やストレスを避ける
  • ストレス管理
  • T4/T3プロトコール
  • 必要ならば抗うつ剤治療を受ける
  • カウンセリングと心理療法
支えと理解を得る
  • 家族から
  • 友人から
  • 職場で
体重のコントロール
  • よく考えて運動する
  • 低脂肪/高タンパク、セロトニン強過食(精製糖を減らし、複合炭水化物を多く摂る)
健康の輪
コレステロールレベルのコントロール
  • 高コレステロールは血管の病気を起す。
  • 低すぎると認知障害やうつ病、自殺、暴力などを起す。
[表7]サイトメル(5mcgを1日2回)と一緒に飲むサイロキシンの新しい量
初めのサイロキシンの量
(マイクログラム)
サイトメルと一緒に飲むサイロキシンの新しい量
(マイクログラム)
88 50
100 62.5
112 75
125 88
137 100
150 112
[表8]甲状腺疾患患者に取って欠かせない栄養素を多く含む食物
セレン ベータカロチン ビタミンC ビタミンE 亜鉛
全粒穀類 ケール 柑橘類 全粒穀物
マグロ サツマイモ 唐辛子 アーモンド 赤身肉
モツ 人参 辛みのないもの 大豆 ニシン
きのこ 栗かぼちゃの一種 オレンジジュース ひまわりの種 メープルシロップ
卵麺 ほうれん草 ブロッコリー 豆類 大豆
カラスガレイ カンタロープ メロン レバー 七面鳥
牛肉(低脂肪) ブロッコリー 獅子唐辛子 シリアル フスマ
大豆 アスパラガス 辛みのないもの 植物油 全粒穀物
オートミール かぼちゃ カリフラワー 緑の濃い葉菜類 ひまわりの種
麦芽 レバー イチゴ アスパラガス
ひまわりの種 レタス
植物および地上動物に含まれるセレンは、土壌のセレン含有量に大きく左右される
[表10]カルシウムが多く含まれている食品
イワシ 123ミリグラム/1オンス
オレンジジュース(カルシウム強化) 36ミリグラム/1オンス
オレンジジュース(普通のもの) 3ミリグラム/1オンス
鮭(骨付き) 56ミリグラム/1オンス
葉菜類 360ミリグラム/1カップ
ブロッコリー 180ミリグラム/1カップ
パン 20ミリグラム/1切れ
1オンス=28.35g
[表11]甲状腺疾患患者に推奨される栄養食の重要な効果のまとめ
健康的な栄養成分 一般的効果
バランスのとれた食餌 体重コントロール
低脂肪、高タンパク コレステロールのコントロール
高複合炭水化物、低単糖類 自己免疫反応の減少
トリプトファン─セロトニンの作用強化(複合炭水化物)
過度な食物欲求の減少
抗酸化剤(セレン、亜鉛、ビタミンE、ベータカロチン、ビタミンC) 甲状腺がん予防
体重コントロール
変質性傷害の減少
甲状腺傷害および甲状腺の自己免疫反応の予防
甲状腺ホルモンの効率を高める
ビタミンB1、B6、B12および葉酸 トリプトファンからセロトニン転換の増加(気分の改善)
痴呆を起こすことがある欠乏症の予防
必須脂肪酸 自己免疫攻撃の減少
循環器系への効果
細胞膜の健全さの維持

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